向坂山(1685m)〜三方山(1578m) 宮崎県




向坂山


三方山

経路概念図 クリックで拡大


スズタケが枯れた登山道

  
5月21日

 五ヶ瀬町にあるスキー場近くのカシバル峠から、白岩峠、向坂山を経て三方山を往復した。距離は18.8km、所要時間は8:15であった。

 この二つの山は、それぞれに何度も歩いているが、二つの山を繋ぐ今回のルートは初めてである。このルートは霧立越と向霧立を結ぶもので、以前から歩いてみたいと思っていたルートである。

 霧立越から向霧立は九州の脊梁をなす魅力なルートで、歩いて繋ぎたいと思っている。

 霧立越と言われる扇山から向坂山までと、向霧立の椎葉峠から国見岳の間は何度も歩いている。今回、向坂山から三方山まで歩いたことで、残すところは国見岳から椎矢峠の間のみとなった。

 カシバル峠から向坂山までの登山道は新しく整備されて、森林公園のように立派な道になっている。

 向坂山から三方山にかけての登山道は、2〜3mほどの幅で切り開かれている。登山道沿いのスズタケは、枯れているものや枯れかけているものが殆どで、歩きやすく見通しも良い。

 一帯のスズタケは花を咲かせて、60年サイクルといわれる生命の更新時期を迎えているようだ。これも進化のための、大切なサイクルであろう。

 向坂山から三方山への登山道沿いには、草が殆どない。シカが、食べ尽くしたのであろうか。この日は、いろいろな草花との出会いを期待していたが、なんとも寂しい限りだ。

 途中では、所々でミツバツツジやムシカリの花に出会って、心が和む。
 登山道には500mごとに道標があって、三方山までの残りの距離がよく分かる。

 三方山の頂は木立の中で、枝越しに国見岳へ連なる高岳や稲積山などがよく見える。

 帰りは往路を向坂山まで引き返し、そこからスキー場を経て出発地点へ戻った。


稜線のブナ林

 

樹齢の古さを感じる「分水古桜」


ムシカリ


ワチガイソウ


 シカによって皮をはぎ取り食べられたばかりのカエデの幹このように樹皮を剥がれると、まもなく枯れる


ミツバツツジ


スキー場の近くにあるバイケイソウの群落。 
花茎が伸び出していて、開花は近いようだ。




Back