黒岳(1455m) 宮崎県


経路概念図
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黒岳


山頂の近くにあるブナの大木

 
5月20日

 諸塚村万ヶ原集落の先にある登山口から、黒ダキを経て山頂へ。復路は大きな岩壁の上にある、クニダキとカゴダキへ足を延ばして登山口へ戻った。距離は4.8km、所要時間は2:25であった。

 黒岳の中腹にはフクジュソウが自生をしていて、これまでに訪ねたのは、いずれもフクジュソウの花が咲く頃、登山道には雪がある時期である。

 初夏に訪ねるのは、初めてである。山は新緑に覆われていて何ともすがすがしく、登山道は、良く整備をされていて歩きやすい。歩き始めるとすぐイチリンソウが咲いている。
 しばらく進むとヤマシャクヤクの花が数輪、爽やかな風に揺れている。ヤマシャクヤクの多くは、既に実を結んでいるが、今咲いているのは、名残の花のようで、もうつぼみは見当たらない。
 今年もあちらこちらの山でヤマシャクヤクを見てきたが、今見ているのが今シーズン最後の花であろうと思うと、愛おしささえ感じる。

 黒ダキからは、帰りに立ち寄るクニダキやカゴダキの岩壁が見える。自然林の稜線を進んでいると、たくさんのツクバネソウに出合う。この花は目立たないが、今が満開だ。

 山頂は樹林に囲まれているが、南西方面が切り開かれていて、銚子笠や江代山など、今までに歩いた懐かしい山々が見えていた。

ヤマシャクヤク


イチリンソウ


ツクバネソウ


フウロケマン


ユキザサ


ホウチャクソウ


ヒトリシズカ


ツクバネウツギ


オトコヨウゾメ


タツナミソウ


ツツジに戯れるオナガアゲハ


マムシグサ


マルバアオダモ



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