船通山 せんつうざん(1142m) 鳥取県

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天狗岩


推定樹齢2千年といわれるイチイの古木


4月28日

 日南町の林道船通山線にある登山口から、山頂を往復した。距離は5.0km、所要時間は2:50であった。

 この山には、八岐大蛇(やまたのおろち)が棲んでいたという伝説があり、カタクリが咲くことで知られている。

 朝早く登山口に着いたが、山頂は雲の中。天気予報では徐々に回復をするとのこと。 
 カタクリは陽射しを浴びないと花が開かないので、登山口で雲が切れるのを待つことにする。待つこと2時間。雲が薄くなり、青空が覗き始めたのを見て出発する。

 登山道はミズナラやブナの自然林で、芽吹きはもうすぐのようだ。見通しの良い樹林の中では、白いタムシバの花が点々と咲いている。

 山頂の手前には、天然記念物の大きなイチイの樹がある。案内板によると推定樹齢は2千年とのこと。
 イチイは、20mほどの高さに伸びる樹である。しかし、この地方は、積雪が多い。本来、高く伸びるイチイが雪の影響を受け、地面をはううような姿になって、生き続けている。
 
 山頂に着くとカタクリの花が一面に咲いている。まだ、つぼみも多く、5〜6分咲きといったところ。
 開き始めたばかりの花は躍動感にあふれ、春のそよ風に舞っているようだ。
 あと数日もすれば満開となり、一面がピンクの花に覆われることであろう。
 

カタクリ    
       




イワボタン
 

ヤマエンゴサク

 
キケマン



タムシバ

 
 
キブシ

コスミレ



アオイスミレ



ミヤマカタバミ


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