伯耆大山:弥山(1729m) 鳥取県 |
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伯耆大山 |
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3月8日 大山町の大川寺から、夏道を歩いて弥山を往復した。距離は7.2km、所要時間は5:25であった。 積雪は2〜3mほどで、かなり多い。昨夜は雷を伴った前線が通過したが、今日の天気は回復傾向との予報に、朝早めに出発する。 トレースは登山口から明瞭で、アイゼンの利きも良く順調に進む。 積雪は多いが、途中のブナ林では根まわり穴ができはじめていて、雪の山にも春の兆しが見える。 進むにつれて、ガスに覆われていた山頂は時折その姿を見せるようになり、5合目の先で森林限界を過ぎると、視界は一気に広がる。 東には、三鈷峰から剣ヶ峰にかけての、白い稜線が圧倒的な姿を現した。 6合目を過ぎる頃から傾斜は一段と急になるが、雪面は締まっていて、登るのに大きな支障はない。 傾斜が緩くなると、そこは国の天然記念物であるダイセンキャラボクが茂る地帯であるが、厚い雪に覆われていて、その姿は全く見ることはできない。 山頂が近づくにつれて青空が現れるようになり、避難小屋が視界に入る。辿り着いた避難小屋は凍てつき、雪とエビの尻尾に覆われていて、真冬の様相だ。 冬から早春にかけての大山は北西の季節風が強く、厳しい登山を強いられることが多いが、幸いにもこの日は風が弱く、避難小屋の先から続く剣ヶ峰への白い稜線は感動的で、心が震えるような美しさであった。 |
弥山から連なる大山の主峰、剣ヶ峰 |
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凍てつく避難小屋 |
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左の三鈷峰から剣ヶ峰への稜線 |
避難小屋の前にできていた巨大な創造物 |
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三鈷峰 |
雪山の幻想 |
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春の兆し 根まわり穴 |
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登山口から続くブナ林 |
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雪に残されたウサギのはんこ |
頭を出した5合目の道標 |
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登山口近くの道標 |
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青空に映えるブナの霧氷