オシドリが集う日野川 鳥取県 |
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3月6〜7日 伯耆大山への登山の前に、日野町役場近くの日野川にオシドリを見に行った。 仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」というが、私たちもオシドリに学ぶことがあるのではとの思いから訪ねてみることにした。 ここは十数年前から、ボランティアの方々によって冬の間給餌が行われていて、たくさんのオシドリが集まっている。 町役場の話では、この3月には千羽にも達しているそうだ。 オシドリを見るのは早朝と夕方が良く、日中は休息や主食のドングリを食べに 森へ出かけているそうである。 私たちは教えてもらったとおり、6日は夕方、7日は早朝と、2日にわたって観 察をした。 川岸には観察小屋が建てられていて、見るのは小屋の中からである。タイミングが良ければ、たくさんのオシドリが小屋のすぐ近くでまで寄ってくる。千羽ものオシドリを間近で見るのは壮観だ。 オシドリの一部は、一年を通してこの地域で過ごすそうであるが、多くは北か らの渡り鳥で、もうしばらくすると北の繁殖地へ旅立つそうである。 雌は子育てのために目立たない色をしている。しかし、この時期の雄は恋の季節を前にして、雌にアピールするために、鮮やかな彩りに変身をしていて、人をも惹きつける美しさだ。 群れの中をよく見ると、数組のカップルができはじめているようだ。仲むつまじく寄り添った姿を見ていると、そのほほえましい光景に心も和む。 カップルを注意深く見続けていると、リーダーは雌で、雄は気を遣いながら寄り添っているようだ。 そのようなしぐさを見ていると、いずこの夫婦も似たようなものであると思えて、おかしさがこみ上げてくる。 しばらくして、「仲の良い夫婦であり続けることの秘訣」はここにあるのではと、ふと思った。 |
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オシドリのカップル いずれも雌が前にいる |
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水しぶきを上げて、一斉に川底の餌ひろい |
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一羽の雌をめぐり、雄たちのアピール競争 |
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(撮影は1眼レフ、デジスコを使用) |