金敷城山 かなしきじょうやま(426m) 佐賀県


山頂

 
 
巨石 烏帽子岩


経路概念図 クリックで拡大


2月13日

 佐賀市旧大和町の国道263号線沿いにある巨石パークから、山頂を経て文殊院へ周回した。距離は6.5km、所要時間は2:55であった。

 巨石パークはその名の通り、巨大な花崗岩が登山道沿いに点在をしており、歩いていて飽きることがない。

 登山道は照葉樹の中で心地よい。道標は設置されてはいるものの、道標のない分岐点が数カ所あり、地形図とコンパスで方向を確認しながら進む。

  山頂は樹林に囲まれていて、樹木の枝越に遠くの山並みがちらほらと見える程度である。

 周回コースを国道に出て嘉瀬川のほとりを歩いていると、翡翠色をした小鳥が矢のように飛んできた。本物の「カワセミ」だ。

 彼が留まったのは、流れが緩やかな岩の角。お気に入りの場所のようだ。心をときめかせながら夢中でシャッターを切る。しかし、その距離は60mほど。私たちのレンズでは遠すぎるが、なんとかその姿をとらえることができた。

  カワセミは自然環境の良いところに棲んでいる。そこは水質が良く、魚や水生昆虫などの生物がたくさんいて、周辺には自然林広がっているようなところだ。

 そのような自然環境は、人にとっても住みやすいところである。

 現在ではカワセミが棲めるような環境の良いところは少なくなり、この鳥を目にすることはまれになってきた。

 自然環境を良くするも悪くするも、それは人の考えや行動にかかっている。

 一人一人の自覚と努力によって自然環境を良くし、カワセミが普通に見られるようになることを願っている。





中腹から見た登山口の周辺

文殊院上宮


登山道沿いの巨石群


巨石パークに咲いていた紅梅

 
エナガ


メジロ

 
カワセミ


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