蕗岳つわたけ(320m)〜白嶽(373m) 熊本県


白嶽の真下に見える港

 
断崖の白嶽山頂


経路概念図 クリックで拡大

細石状の大岩


白嶽の三角点


蕗岳山頂


 2月7日

 上天草市の旧松島町と旧姫戸町を結ぶ牟田峠から蕗嶽を経て白嶽へ。復路は白嶽森林公園から湿原へ周回をした。距離は8.4km、所要時間は3:15であった。

 先日まで雪の山を歩いてきたが、今日は春めく海を眺めたくなって、天草の山を巡ることにした。
 このコースは海が見える稜線歩きで、標高はさほどないが高度感があり「観海アルプス」とも呼ばれている素晴らしいコースである。

 登山道は九州自然歩道の一部で道幅も広く、良く整備をされていて快適だ。
 歩き始めるとすぐ、目の下に八代海が広がり、小さな島々も浮かんでいる。海は凪、さざ波に照り返す光は優しいまばゆさで、まさに「春の海」である。

 途中にある地下水が湧いている所では、ミズゴケが新芽を伸ばし、近くにはスミレも咲き始めていて、山道も春の気配だ。

 蕗岳は足下が切れ落ちていて、標高の割りには高さを感じる。道沿いには小石をいくつも含んだ、細石状の大岩が露出している。蕗岳を過ぎると、断崖の上に松を配した四阿が見えてくる。水墨画にような白嶽の山頂だ。

 復路は白嶽森林公園から湿原へ回ってみたが、湿原はまだ冬の眠りの中。もうしばらくするとオタマジャクシが泳ぎ、湿生植物が芽を出して賑やかになることであろう。

 湿原からは流れに沿って上流へ向かい、往路に出合って登山口へ戻った。 

蕗岳 右の突端


自然林の中を通る登山道


伸び始めたウラジロのゼンマ

 
ミズゴケの新芽


スミレ

 
ツワの綿毛


上天草市     満開の菜の花畑

 

菜の花に浮かぶ観海アルプス


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