妙見岳(1333m)〜普賢岳(1359m) 長崎県

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普賢岳


平成新山



1月31日

 雲仙市の池ノ原園地から、仁田峠、妙見岳を経て普賢岳へ周回した。距離は5.9km、所要時間は4:15であった。

 今日のめあては「花ぼうろ」。この地方では霧氷のことをそう呼ぶそうだ。なんと人の心を惹きつける優しい呼び名であろう。

 雲仙は、九州屈指の美しい霧氷が見られる所である。冬の雲仙を歩くのは久しぶりだ。見上げると稜線は白く輝いている。期待をして出発する。

 仁田峠を過ぎて、妙見岳へ連なる稜線の近くまで登ると、辺りは一面の「花ぼうろ」。妙見神社の先は、純白の曲線が織りなすトンネルだ。青空に映える「花ぼうろ」のあまりの美しさに心をときめかせながら進む。

 稜線から普賢岳への鞍部にかけて霧氷は一旦少なくなるが、普賢岳の中腹からは、先ほどにも増して素晴らしい「花ぼうろ」の世界。その見事なまでの造形美に、ただただ感嘆するばかりだ。

 山頂からは、平成新山がすぐ近くに見える。夏に来たときは、赤茶けた溶岩が荒々しい姿を見せていたが、今日は趣が違う。
 新山全体が雪を纏い、白く装っている。山肌の温度が下がってきているのであろうか。

 山頂からは仁田峠へ向かう。途中には、たくさんの小鳥がやって来る小さな水溜まりがある。そこでの小鳥たちとの出会いを期待していたが、残念ながらこの時は全く姿を見せなかった。
 周辺を見ると、小鳥が好きなツルマサキの実はたくさん残っており、小鳥が集まる条件は揃っている。次の機会に期待をして、帰路についた。
  


妙見神社


妙見岳

 

シシウドにできた霧氷



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