沓掛山(1503m)〜中岳(1791m)〜天狗ヶ城(1780m) 大分県


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中岳直下 凍てつく大岩の累積地帯


中岳の山頂


御池から見た中岳


1月25日

 牧ノ戸から御池を経て中岳へ。復路は天狗ヶ城を経て往路を戻った。距離は10.5km、所要時間は5:25であった。

 今日は久住の冬景色を楽しむハイキング。出発時、登山口の気温はマイナス7℃。しかし、駐車場や登り始めの登山道に雪はなく、厳寒期とは思えない風景だ。
 登山口から沓掛山にかけての霧氷を期待していたが、登山道沿いにはほとんどついていない。

 登山道の雪は扇ヶ鼻への分岐点を過ぎる頃から現れるが、薄くて点々と地肌が見えている。

 御池では、氷が筋状に割れて盛り上がる「御神渡り」が見られるのではと期待をしていたが、はずれた。
「御神渡り」どころか、池の周辺は氷らずに水面が見えている。その幅は1mほど。厳寒期になっても全面氷結をしないのは、温暖化の影響であろうか。

 御池を過ぎて、中岳と天狗ヶ城との鞍部からは厳冬期らしい様相が現れる。積雪は20cmほど。中岳への登り道に累積する大岩は凍てつき、エビの尻尾に覆われている。アイゼンを利かせながら、一歩一歩慎重に登る。

 中岳山頂は濃いガスの中。風はさほど強くはないが、時折10m/secほどの北風が粉雪を伴って吹き付ける。見通しは20〜30m。期待をしていた眺望は全くない。早々に天狗ヶ城へ向かう。

 天狗ヶ城も濃いガスの中。山頂にある温度計の示度は、マイナス17℃。気のせいであろうか、温度計の示度を見てそれまで以上に寒さを感じながら帰路についた。 

中岳との鞍部から見た天狗ヶ城


天狗ヶ城山頂





ガスの中、天狗ヶ城への登りから一瞬見えた御池


ツクシゼリの装い


周辺に水面が見える御池


カラマツの霧氷

 

ススキの霧氷

 
アセビ





ドウダンツツジの冬化粧


凍てついた道標


大きく発達したエビの尻尾


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