釣鐘山(852m)〜彦見岳(886m) 大分県


経路概念図 クリックで拡大


1月9日

 中津市旧耶馬渓町の林道、森林基幹道市平・両畑線沿いにある登山口から、釣鐘山を経て彦見岳へ周回した。距離は5.4km、所要時間は3:05であった。

 登山口は林道の小さな尾根の切り通しとなっているところで、ガードレールにはテープが巻かれていて、小さな標識が取り付けられている。

 このルートは釣鐘山から中摩殿畑山へ通じる縦走路の一部である。登山道は、よく歩かれているようで明瞭だ。釣鐘山の山頂は立木に囲まれていて眺望はない。途中ではミヤマシキミやサルトリイバラの実が、冬の光を浴びて赤く輝いている。釣鐘山から彦見岳へ向かう途中には広い伐採地があり、進行方向を誤らないように注意が必要だ。

 彦見岳の最高地点は立木の囲まれているが、樹木の枝越しにはその名の通り、英彦山が見える。
 彦見岳の三角点は、最高地点から尾根を南東方向へ数十メートル下ったところにある。帰路はその三角点を通って林道へ周回をする計画だ。

 しかし、三角点から林道へはルートがあるそうだが、詳しいことは分かっていない。歩きながら判断をすることにして、南東へ延びている尾根を下ることにする。

 三角点から先には踏み跡はないが、目印はまばらに付いている。しばらく下ると目印がなくなっ。辺りを探してみるが、新たな目印を見つけることができずに、そのまま尾根を下る。
 間もなく林道のすぐ上に達するが、辺りは林道造成時に切り取られた急傾斜の法面で、林道までの落差は5メートルほど。林道へ降りられそうなところを探しながら、藪の中を100メートルほど移動して、やっとの思いで林道へ出た。

 林道へ出てから地形図を見直してみると、、私たちが林道に出合った地点から、北東方向の林道沿いに等高線の間隔が広いところがある。正しいルートは尾根の途中から、その辺りへ下っているのではなかろうか、と推測をしたところである。
 林道に出た後は、林道を1.5kmほど歩いて登山口へ戻った。
  

釣鐘山々頂


彦見岳の最高地点


彦見岳の三角点


彦見岳への途中から振り返り見た釣鐘山

 
林道から見た彦見岳


サルトリイバラ


ミヤマシキミ


霞がかかった英彦山


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