一尺八寸山 みおうやま(707m) 大分県

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山頂

林床に残る雪


1月8日

 中津市旧山国町長尾野にある登山口から、山頂を往復した。距離は3.8km、所時間は1:10であった。

 この山は「難読日本一の山」に選ばれていて、国土地理院の地形図にもよみ仮名が記されている。

 この「日本一」の山とはどのような山であろうかと思い、歩いてみることにた。

 登山口には山名の由来を書いた立派な看板がある。その説明書きによる、諸説があるようで、いづれもキツネやイノシシ、ヘビなどの尾の数や長さ由来をしているそうだ。

 登山口からは、幅2mほどの作業道辿って山頂へ向かう。登山口周辺のギは、枝打ちなどの手入れが行き届いていて美しい。北斜面の林床には雪残っていたが、登山道にはほとんどない。
 途中ではササが腰の高さにまで伸びているところもあるが、歩くのに大き支障はない。傾斜は緩やかで、たおやかな感じの山である。
 
 山頂は背の高いヒノキ林で、眺望はない。三角点の周りには山名表識や製の記念標識がたくさんあって賑やかだ。

 「一尺八寸山」は今、人工林に覆われた何の変哲もない山である。しかし昔は自然林に覆われていて、豊かな恵みをもたらしてくれたのであろう。そのような豊穣の山であったからこそ人々との関係が深く、色々な伝説も生またのではなかろうか。などと、少々飛躍をし過ぎた想像に心を弾ませながら帰路についた。

手入れが行き届いたスギの美林



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