鹿熊岳 かぐまだけ(665m) 大分県


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12月20日

 鹿熊岳は耶馬渓ダムの南に位置する山である。

 中津市旧耶馬渓町柴田集落の南に位置する林道の入り口から山頂を往復した。距離は6.1km、所要時間は2:55であった。

 今回は登山口を間違えてしまった。ガイドブックの説明では入山地点が分からなかったので、入山前にガイドブックと地形図を持って市役所耶馬渓支所に立ち寄った。そこで登山道と重なっている林道を地形図上で教えていただいた。

 その林道は地形図に記載されていて、林道の入り口はGPSで確認をして歩き始める。歩き始めて約40分で林道の終点Bに着いた。ガイドブックではそこから明瞭な登山道があるとの説明であるが、それとおぼしき踏み跡はない。ここで、私たちが歩いてきた林道はガイドブックに記載をされている林道とは違うことに気づいた。ガイドブックの案内図が違っているのかも知れない。

 引き返すことも考えたが、山頂は近くに見えていて傾斜も緩く危険性はないようであり、山頂を目指すことにした。

 しばらくはスギ林の中で、背丈ほどの灌木が藪状に茂っている。踏み跡はなく、目印も全くない。スギ林が終わると樹高3〜4mの灌木帯となり、ほどなくして稜線に出る。そこから稜線を東へ進んで山頂に着いた。

 山頂には歴史がありそうな祠があり、よく管理がされていて地域の人々の信仰心の篤さが伺われる。

 山頂からは南へ登山道が下っている。この登山道は丸太で階段が作られていて、ガイドブックの説明ともぴったりと符合する。これが正規の登山道であろう。

 私たちはその登山道を歩いてみることにした。10分ほどで林道の終点に着いた。林道をしばらく下ると、私たちが往路で歩いた林道からはだんだんと離れるようであり、途中Dから往路で通過した林道の終点Bへ向かうことにした。道はなくひどい藪の中を進み、谷を二つ越えてBにたどり着いた。そこからは林道を歩いて出発地点へ戻った。

 下山後、正しい登山口を確認しようと思ったが時間がなくてできなかった。正規の登山口は林道C〜Eの先にあると思われる。地形図にはガイドブックで登山道とされている林道の記載はないようであるが、次の機会には正規の登山口から山頂を目指したいと思っている。

山頂の祠





山頂のミズナラの木


クマシデの実


ムラサキシキブ


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