三俣山本峰(1745m)〜三俣山南峰(1743m)〜大船山(1786m) 大分県



三俣山本峰から見た手前大鍋と小鍋

10月30日

 往路はやまなみハイウエィの大曲から、三俣山を経て大船山へ。復路は坊ガツルからすがもり越へ周回をした。距離は15.7km所要時間は8:55であった。
 
 今日のめあては、待に待った紅葉である。今年の紅葉はかなり遅れているが、期待をしての山行だ。

 早朝はガスがかかっていたが次第に青空が広がり、風はやや強いものの、まずまずの天気である。

 はやる気持で三俣山の本峰に着くと、いきなり鮮やかに色づいた大鍋、小鍋が目に飛び込んできた。心が震えるような感動の一瞬である。
 あまりの美しさに誘われ、錦に囲まれた大鍋に下りてみた。間近で見上げる大パノラマは、青空に映えて圧巻だ。心ゆくまで眺めたあと、何度も何度も振り返りながら南峰へと向う。

 南峰では濃いブルーのリンドウの花が、柔らかな秋の日射しをいっぱいに浴びて、たくさん咲いていた。南峰からは急坂を下り、直接坊ガツルへ。

 坊ガツルから眺める大船山は、高く聳えていて、圧倒されるような存在である。その大船山への登りではカエデの赤くなった葉が落ち始めていて、カエデの木の下は赤い絨毯を敷き詰めたようである。

 大船山頂にある御池周辺の紅葉は、盛りを少し過ぎていたが、段原では一面のドウダンツツジが真っ赤に色づき、紅葉は次第に山麓へと移りつつあるようだ。

 久住連山は今、中国の詩人、郭煕が詠んだ山水訓の一節「秋の山は明浄にして粧うが如く」 である。



リンドウ


坊ガツルから見た三俣山南峰


経路概念図 クリックで拡大




天から降りてきたような錦の帯


青空に映える大鍋


坊ガツルから見た 錦を纏う大船山


草紅葉の坊ガツル


大船山頂の日本庭園 御池


坊ガツルの清流


ヤマウルシ

 
季節はずれの
ミヤマキリシマ



カエデのお庭





ドウダンツツジ


ガスが涌き赤く染まった段原

岩肌を染める鮮やかな彩り

 


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