由布岳(1,583m)  大分県



 7月26日 
 
 正面登山口から東峰を往復した。距離は7.8km、所要時間は3:50であった。

 登山口から続く草原を吹く風は、おやっと思うほど爽やかだ。中腹までは登山道を樹林が覆っていて、緑色の木陰の中を歩くのは心地よい。
 樹林帯を過ぎ、草原状の斜面に出ると真夏の太陽が照りつけ、一気に汗が噴き出す。

 この日も煙霧が発生していて、山頂からの遠望はなし。いつもは見える久住の雄大な山並は霞の中。このところ、煙霧の発生が特に多いように思う。これも、地球規模の環境の変化や悪化によるものであろうか。気がかりだ。

 登山道ではオダマキやフウロが咲き、山も夏本番である。

 今使っているGPSは2000年モデルで、数世代前の旧式である。先日歩いた平尾台のような草原では支障なく使えるが、今日のような樹林帯の中では人工衛星からの電波の補足力の弱さを痛感する。往復時の軌跡がずれるのも、その捕捉力の弱さに起因する。特に杉や檜の人工林の中では誤差が大きなり、思うように使えない事が多い。
 最近発売された高感度のチップを搭載したモデルは、カラー画面で地形図を格納でき、しかも樹林帯の中でも支障なく使えるそうである。価格が高いのが難点で、私たちにとっては「高嶺の花」。
 このニューモデルの発売から数ヶ月。毎回、山に出かけるたびに「なんとかして手に入れたい」と思いながら、旧モデルとつき合っている。

経路概念図 GPS軌跡 1/2万5千地形図
緯線の間隔10秒 約310m 経線の間隔10秒 約250m





登山口付近から見た由布岳




 
ウツボグサ


 タカネオトギリ

 
 
イヨフウロ


キバナカワラマツバ

 

ノギラン


ヤマオダマキ


ヤマブキショウマ

 
ギボウシ


ヤマアジサイ

 
イワキンバイ


ノリウツギ


サワフタギ

 
シモツケ


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