古処山(860m) 福岡県


 7月18日 

 朝倉市の秋月キャンプ場から山頂を往復した。今日の目当てはキツネノカミソリである。

 5合目を過ぎるとたくさんの蕾が立ち上がっていて、花を開き始めていた。見頃は、もう少し先になりそうである。

 登山道沿いの渓流は水量が多く、登山道も一部は水が流れていてサワガニがハサミを精一杯振り上げていた。その姿は愛らしくも、自らの生存を主張しているようである。
 そういえば数年前までサワガニはたくさんいたが、このところめっきり少なくなった。乱獲や登山者の踏みつけなども、影響をしているのではなかろうかと思っている。サワガニが登山道に現れるこの時期、サワガニを踏まないように、気を配りたいものである。

 この日は濃い煙霧が発生していて、展望は全く得られなかっが、山頂では、南の島からはるばる渡ってきたアサギマダラが羽を休めていた。

 山頂付近では、天然記念物のツゲが実をたくさんつけ、自生しているナシの実も大きくなり始めていた。
今年は梅雨明けが遅れているが、これらの実が無事に熟することを願っている。




咲き始めたキツネノカミソリ


水量豊な登山道沿いの渓流

 
 
ツゲの実

 
登山道のサワガニ


角を伸ばした
オオハンゲの花


 
数千kmの旅をして来て
ツゲの枝で羽を休める
アサギマダラ



オモトの花


山頂のナシの実


古処山(福岡県)  経路概念図 GPS軌跡 1/2万5千地形図
緯線の間隔10秒、距離約310m 経線の間隔10秒、距離約250m

作成:2008年7月4日



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