北海道 鹿追町  白雲山(1,186m)



然別湖に浮かぶ白雲山


6月12日

 然別湖湖畔の登山口から山頂を経て天望山との鞍部へ周回した。所要時間は3:30。
 今回の目当てはナキウサギの写真撮りである。ナキウサギ氷河期から生き残っている貴重な動物である。
 ナキウサギは以前、近くのニペソツ山や大雪の緑岳などで見かけたことはあるが、動きが素早く写真に撮ることはできなかった。
 
 ナキウサギが生息をしているのは岩場である。岩場の山頂付近でとカメラを構えて待つことしばし。しかし鳴き声はおろか全く現れる気配もなし。張り切っていた我々は肩すかしの思いで岩場を後にした。
 下山後、ネイチャーセンター立ち寄って話を聞くと、気温が高い時間帯は岩の奥にじっとしていて、姿を現すとすれば気温が低い早朝と日暮れ直前で、人が見ることができるチャンスは極めて少ないとの説明。思いおこしてみれば、私たちがナキウサギを見たのは、いずれも9月の紅葉登山の時であり、説明に納得。何事も十分な事前学習が必要であるとあらためて思った次第である。撮影は次の機会に持ち越しである。

 登山道ではフッキソウやミツバオウレンが咲き季節は一気に夏へと移りつつあるようだ。
 山頂からは南に広大な十勝平野が広がり、北には雪形が現れた大雪の山々が連なっていた。

雪形が現れた大雪の山々



霞む十勝平野


山頂から見た然別湖

 


エゾムラサキツツジ


クロツリバナ


シロバナエンレイソウ

 
ツバメオモト


 サンカヨウ


オオカメノキ


ミツバオウレン

 
マイヅルソウ


タチツボスミレ

 
ミヤマカタバミ


ヒメイチゲ

 
フッキソウ




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