鶴居村 & 釧路湿原

5月14日



空を舞うタンチョウ


鶴居村

 冬に給餌が行われているところを訪ねてみた。現在、給餌は行われていないが、幸いなことに昨年生まれた幼鳥が数羽遊んでいた。
 長年にわたって給餌を行ってきたおばあさんの話では「現在、親鳥たちは広い湿原で子育て中で、この幼鳥たちも今日か明日にも湿原に飛び立ち、再び姿を見るのは次の冬になる」とのことであった。
 この時期に、近くでタンチョウを見ることができた私たちは幸運である。このけなげに遊ぶ幼鳥たちが幾多の試練を乗り越えて、無事に成鳥になることを願いつつ冬の給餌場を後にした。
戯れるタンチョウの幼鳥






釧路湿原

 日の出前の気温は1℃。春になったとはいえ、朝の気温は九州の真冬並である。
 早朝、湿原の中を通る散策道約4kmを歩いてみた。広い湿原は芽吹きが始まったばかりで、全体的にはまだ冬枯れの様相であるが、風当たりが少ない丘の麓の日だまりでは、サクラソウやエンコノソウなどの春の花が咲き始めていた。
 もうしばらくすると茶色の湿原は一気に緑の湿原に変わり、色々な春の花が咲きそろうことであろう。

芽吹きが始まったばかりの湿原


雪解け水を豊かに集めて 流れる湿原の川


盛んにさえずる小鳥たち


ヤチツツジ


湿原を走るJR釧網線

 
エゾオオザクラ


オオバナエンレイソウ


 エンコンソウ




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