宝満山(829m)〜三郡山936m 福岡県 |
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宝満山頂から博多湾を望む |
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4月5日 太宰府市の竈門神社から宝満山〜三郡山〜内住峡〜JR九郎原駅まで縦走をした。距離は約14.3km、所要時間は5:45であった。 快晴。前日までの寒気もゆるみ、絶好の山日和だ。 宝満山の山頂からは博多湾に浮かぶ能古の島や志賀島がよく見え、三郡山へ向かう道筋ではショウジョウバカマの花が次々に現れる。 三郡山山頂からの展望は雄大である。東には英彦山や古処山の山並みが連なり、西には遠く、雲仙普賢岳が春霞の上にその山頂をのぞかせていた。 三郡山から砥石山へ向かう縦走路では、頭上にアブラチャンの黄色い花がこぼれるように咲き、山の春を演出していた。砥石山の手前から北へ折れ、内住峡へ向う。このコースを歩くのは久しぶりである。内住峡は少年の頃の夏、毎年のように親しんだ懐かしい渓谷でもある。 源流点に近い沢筋まで下りると、沢は激しく荒れていて、昔日の渓谷美は一変していた。 途中の指導標によると、2003年の豪雨による被害だそうである。 経路概念図のA〜B間は登山道の大部分が流失していて、荒れた沢筋を下らざるを得ない。この荒れた沢には大きな転石や浮き石が多く、細心の注意が必要だ。幸い、要所々々には小さなケルンや目印があり、道筋を見失うことはなかった。しかし、このルートは危険である。 荒れた沢が落ち着くまでには長い年月を要するであろうが、その間、このルートを歩くのは避けたほうがよさそうである。 B地点から先の林道歩きは長いが、点在する見頃のヤマザクラや足もとに現れるハルリンドウの花が私たちの心を和ませてくれた。 |
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宝満山頂の社 |
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宝満山頂 |
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三郡山頂 |
稜線のブナ林 |
竈門神社 |
仏頂山 |
アブラチャン |
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タチツボスミレ |
ハルリンドウ |
ショウジョウバカマ |
ノジスミレ |
タチツボスミレ |
見頃のヤマザクラ |
一部土石流の被害を免れた美しい沢 |
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