中山仙境(高城:317m) 大分県


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 3月8日

 高田市の前田集落にある登山口から高城〜隠洞へ周回した。所要時間は2:35であった。
 この山は全域が信仰の山である。登山口から続く小さな峰々には、数多くの石仏が祀られている。
 
 登山口からしばらくは照葉樹に覆われた穏やかな道である。登山道はアップダウンを繰り返しながら、やがて両側が垂直に切れ落ちた急崖の稜線歩きになる。標高は高くはないが、緊張感が連続する山である。

 このコースは、地形図からは読みとれない小ピークが連続する。最初は越えるピークを数えながら歩いていたが、あまりの多さに途中で分からなくなってしまた。歳のせいであろうか。ピークの多さは、ギザギザ状の経路断面図から見て取ることができる。

 登山道と平行する北東側の稜線も変化に富んだ岩峰が連続していて、進むにつれて変化をするその様は、飽きることのない墨絵の世界である。

 途中の静かな照葉樹林では、今を盛りに咲く、ヤブツバキの赤い花が際立ていた。下山後、登山口へ通じる竹田川のほとりを歩いていると、足もとではスミレやタンポポが咲き始めていた。



中山仙境の最高峰 高城


山頂

 


歴史を感じさせる祠



両側が切れ落ちた稜線にかかる石橋


登山口からしばらく続く照葉樹林の道


石窟 隠れ洞

 

登山道と平行する変化に富んだ岩峰群


イノシシであろうか
蹄の跡が残るヌタ場



静寂の中に咲くヤブツバキ


スミレ


サツマイナモリ

 

アオキの新芽


イワヒバが群生する岩峰



タンポポ



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