田原山(542m)  大分県


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 3月1日

 杵築市速見地区広域農道にある、鋸山トンネル南西口近くの登山口から、摩崖仏分岐〜大観峰へ、復路は谷ルートを下った。所要時間は2:20であった。

 この山は鋸の歯のような岩稜が連なっており、鋸山の名称でも親しまれている。標高はさほどないが、登山道のメイン部分である稜線は幅が狭く、切り立った急峻な岩稜をいくつも越るスリリングな道であり、緊張の連続である。

 稜線は、自然にできた色々な造形の岩が次々に現れる変化に富んだコースであると同時に眺望も良い。稜線からの眺めは、北に周防灘が広がり、南には鶴見岳や由布岳が一つの山塊として、特徴のある山容を見せていた。

 うららかな日ざしの中、登山道ではウグイスやシジュウカラが盛んにさえずり、足もとではスミレやキランソウが咲き始めていた。

 爽やかな風にふかれ、咲き始めた花々を見ながら歩いていると、山にも春到来という感じである。



鋸歯状の稜線


田原山の実質上の山頂
とされている八方岳



マルバコンロンソウ


キランソウ


左奥は霞む周防灘


アオキの実


スミレ


左奥、鶴見岳 右奥、由布岳



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