セツブンソウ(節分草)が咲く山里歩き 広島県庄原市     







 2月26
 今年もセツブンソウに会いたくなり、旧惣領町を訪ねた。この地を訪ねはじめて十数年になるが、今年の開花は今まででになく早いようだ。地元の人の話でも、例年に比べて一週間以上早いそうである。

 セツブンソウは多くの人々によって守られている。自生しているのは畑と林地との境で、夏の間は草が伸びすぎないように、いつも草刈が行われている所である。

 今年、来訪者に公開されているのは7カ所である。私たちが訪ねた日は見頃を迎えた4カ所が公開されていた。
 早朝、一面真っ白になるほどに霜が降りていたが、花は寒さに耐えながら、けなげに咲いていた。

 セツブンソウの自生地をつなぐ清流沿いの遊歩道では、フクジュソウも見頃を迎えていた。

 今年のセツブンソウの公開は2月17日〜3月18日までで、3月11日には道の駅で「節分草祭り」が行われる。

 旧惣領町は地元の「花守り」と称されるボランティアの方々の努力によって、春早くからから野の花が咲き続ける、自然豊かな山里である。
 

セツブンソウ



霜の結晶がついた花びら



セリバオウレン



セツブンソウ自生地のひとつ
領家八幡神社




清流沿いで見たアオサギの営巣

 
渓流で餌を探す
セキレイ






フクジュソウ



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