津波戸山(529m) 大分県

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2月21日

 杵築市松尾集落にある駐車場から西岩尾根〜山頂〜展望所へ、復路はメインの谷ルートを下った。津波戸山は、八十八カ所の石仏が祀られた信仰の山であり、登山道は巡礼の道そのものでもある。

 西岩尾根はその名の通り岩が露出したルートで、途中には急崖もあり危険である。要所々々には鎖が取り付けられているが、通り抜けるのには危険性が大きく、岩峰の突端からはメインルートの分岐点まで引き返して、メインの谷ルートを登るほうが安全である。

 青く澄みわたった大空では、ミサゴが羽をいっぱいに広げて上昇気流に乗り、ゆっくりと輪を描いていた。

 登山道ではスミレが咲き始め、ヤブツバキは早春の陽射しを浴びて、鮮やかな紅色に輝いていた。

 山頂近くの展望台からの眺望は素晴らしく、南には由布岳や鶴見岳の山並が連なり、北には遠く周防灘が広がっていた。



上空を舞うミサゴ
同定は日本野鳥の会大分県
支部の事務局にしていただいた


    
                      津波戸山 稜線中央の鈍頂  左右の突端は展望所


西岩尾根の石仏 後方の岩峰は展望所



アオキの実

 
スミレ


イワヒバ


高さ5m チョックストーン
この狭い通路の向こうに大きな石仏が祀られている



ヤブツバキ

 


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