岩宇土山(1,347m) 熊本県


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 2月12日
 八代市泉町久連子平岩から山頂〜オコバ谷へ周回した。
快晴。日の出前、登山口の気温はマイナス1度。足下には霜柱が立ち,ピリッとした寒さの中を出発する。今日の目当てはフクジュソウである。

 山頂手前のフクジュソウは花を開き始めたところであった。しかし、寒さと十分な陽ざしが当たっていないために生気がない。あと数時間すれば日光をたっぷりと受けて、生き生きと花を咲かせることであろう。

 山頂からは上福根山の稜線がすぐ近くに見える。山頂を過ぎ、オコバ谷へと向かう。オコバ谷は一昨年の大規模な土石流の跡が生々しい。以前の登山道は土石流によって消失しており、スギ林の中を進む。

 中腹にあるフクジュソウの自生地では、数輪の花が開いていた。つぼみの状況を見ると、太陽の位置がもう少し高くなり十分な陽ざしを浴びれば、たくさんの花が開きそうである。日向ぼっこをしながら、しばらく待つことにした。1時間あまりすると、あちらこちらで黄色いお花畑が現れた。見事なまでの自然の花園だ。日当たりが良い所では、6〜7分咲きである。

 オコバ谷本流の渡渉点から先の登山道は、急傾斜の山腹を通っている。斜面の上から落ちてきた土石が登山道を覆っている所があり、スリップや落石に注意が必要である。

 
     山頂 後方は上福根山


 
霜柱

 


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