鞍岳(1,119m)〜ツームシ山(1,064m)  熊本県



左、鞍岳 右、女岳


 12月23日

 菊池市旧旭志村鞍岳林道沿いの登山口から森林コースを経て、女岳〜鞍岳〜ツームシ山を歩いた。復路は鞍岳山頂から、パノラマコースへ周回した。

 この日は雲一つない冬晴れである。風も弱く、今の時期にしては珍しい山日和である。稜線近くは気温がかなり下がったようで、登山道では霜柱が立ちあがり、落ち葉には美しい霜の結晶がついていた。

 山頂からの展望は360度。西には雲仙、北東に久住、南東には阿蘇から祖母の山々と、雄大な眺めである。

 山麓では本格的な冬の訪れが遅れているからであろうか、カラスウリやノバラなど、秋の実がたくさん見られた。中腹から上では、ミズナラやクロモジなどの木の芽が厳しい寒さへの準備を整え、静かに春を待っているようである。

注:ツームシ山のツームシとはタマムシのこと。

 

山頂近くの馬頭観音


ツームシ山


ルート概念図 クリックで拡大


アセビのトンネル


雲海の上に小さく山頂をのぞかせる
雲仙平成新山



久住連山


阿蘇山 左端は祖母山

 
ノバラ


クロモジの冬芽


ミズナラの冬芽


ヤシャブシの実と冬芽


ヒサカキのつぼみ


ヒサカキの実

 

サルトリイバラ

 
フユイチゴ


ヤブコウジ


カラスウリ

 


霜柱





ミズナラの落ち葉についた霜の結晶


ムベ


アセビ