球磨川源流〜南山犬切(1,562m)  熊本県


球磨川源流点


  11月12日

 水上村にある源流橋から、球磨川源流点〜水上越〜七辺巡り〜南山犬切を歩いた。この山域は自然林に覆われて懐が深く、私たちの「お気に入り」の一つである。

 紅葉は源流点から上ではほとんど終わっていたが、源流橋から標高1,000m位までは、カエデが赤く色づき、見頃を迎えていた。
 源流点では、山腹から清冽な水が噴き出している。しかし、その量は例年より少ないようだ。この秋は降水量が少なく、そのことが影響をしているのであろうか。

 源流点から先は道標が少なく、あっても小さくて見落としがちである。さらに、この時期は踏み跡が落ち葉に隠れて見え難く、点在する目印と地形図、コンパスで現在地と進行方向を確認しながら歩いた。所要時間は7:00であった。

 稜線から先は幅の広い尾根や谷となっており、似たような地形が続く。このため、現在地の確認が難しく、視界が悪い日は道迷いの危険性が高い。これらのことが、途中にある地名「七辺巡り」の由来ともなっているようであり、注意が必要だ。

 復路は途中から、源流点へ直接下るルートを歩いた。このルートは時間短縮はできるが、傾斜が急で浮き石が多く、落石事故や転倒に注意が必要だ。分岐点からすぐ下の谷では真新しい土石流の跡があり、降雨時やその直後の通過は非常に危険であると思われる。
 
南山犬切山頂

ルート概念図GPSデータ 
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稜線から先 緩傾斜の自然林

 
 
 七辺巡り




立木の間から見える紅葉

源流橋付近の紅葉



南山犬切 山頂標識