伯耆大山(1,729m)  鳥取県
剣ヶ峰

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 伯耆大山は中国山地の最高峰である。

 10月30日

 大山町下山キャンプ場から夏山登山道を辿り、山頂を往復した。所要時間は往路1:50、復路1:40であった。
 このコースの魅力は西日本一の面積といわれる、自然豊かなブナ林である。

 ブナは登山口から2合目あたりでは色づき始めたところであったが、3〜4合目にかけては黄色く色づき、ブナの森は秋たけなわ、という感じであった。
 5合目から上の落葉樹はすでに葉を落とし、冬への備えができていた。

 山頂付近の木道には霜が降りていた。地元の登山者によると、この秋一番の冷え込みで、初霜とのことであった。

 登山道では、上空を群れて飛ぶツグミの声が盛んに聞こえてくる。大陸から渡ってきたのであろう。この秋初めて聞く声だ。
 ふと気がつくと、近くの灌木の枝先では、ジョウビタキも渡ってきたことを知らせるかのように、盛んにお辞儀をしながら愛嬌をふりまいていた。

  山頂からの展望は雄大で、中国山地の山々が遙か彼方まで幾重にも重なって続いていた。
 
山頂


大山の山影



木道の左右に広がる国の特別天然記念物ダイセンキャラボク




ウリハカエデ


ナナカマドの実



五合目に祀られた山の神
昔はここで、日の出を拝み登山の安全祈願をしたそうだ


五合目で出会った日の出


色づいたブナ林




ブナ林は標高が高くなるほど色づいていた