久住 中岳(1,791m)〜白口岳(1,700m)〜稲星山(1,774m)      
                   〜久住山(1,789m)〜星生山(1,762m)  大分県

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 9月20日

 牧の戸峠から天狗ガ城〜中岳〜白口岳〜稲星山〜久住山〜星生山を歩いた。
 牧ノ戸峠の日の出前の気温は12℃。この秋一番の冷え込みである。空は青く深く澄みわたり、絶好の登山日和だ。

 帰りに登る予定の星生山は、風向きによっては、硫黄山からの火山性ガスの影響を直接受ける。火山性のガスは有毒なものが多く、このガスを吸い込むと危険である。星生山へ登ることができるか否かは、久住山と久住分かれから、風向きや噴煙が流れている方向を見て決めることにした。
 この日は、南東の風が安定して吹いていた。噴煙は登山道とは反対の方向に流れているのを見て、予定通りに星生山へ登ることにした。

 3日前に九州を通過した台風13号の影響を心配していたが、山の植物へのダメージは思ったよりも軽く、数多くの花に出会うことができた。しかし、この時期、赤く色づきたわわに稔っているはずのコケモモの実が、例年に比べて少ないのが気がかりだ。これは、花の時期以降の寡日照や梅雨明け後の高温など、今年の気象が影響しているのでは、と思っている。

 登山道では、リンドウの花が点々と咲き、歩く者の目を楽しませてくれる。特に、白口岳周辺では多くの株があり、つぼみもたくさん着いていた。
リンドウの花はこの先、山に霜が降り始めるまでの長いあいだ、楽しめそうである。
 

天狗ガ城から見た稲星山と御池


白口岳山頂 奥は大船山


白口岳と稲星山の鞍部から見た片ケ池


ススキの向こうに見える三俣山



白口岳山頂




リンドウ


久住山山頂
 


硫黄山の噴煙


ノギラン

 
ヤマラッキョウ


モウセンゴケ

 
ミヤマキリシマの葉
にできた虫えい(虫こぶ)

 コケモモの実  
マイヅルソウの実

星生山山頂

イタドリ


アキノキリンソウ


フクオウソウ

 


白口岳山頂から見た湿原

 

ホクチアザミ


ビャクシン


イヨフウロ


マツムシソウ