向坂山(1,685m)〜白岩山(1,620m)  宮崎県

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 8月26日

 白岩登山口から向坂山〜白岩峠〜白岩山〜白岩峠を周回した。今回の目当てはキレンゲショウマである。花の時期はやや過ぎていたが、私たちが目にすることができたのは、シカよけネットの中で2株、ほかの所で1株のわずか3株である。

 キレンゲショウマはユキノシタの仲間で、種子が落ちて、芽を出してから花をつけるまで、3年を要する多年草である。10年くらい前までは、沢筋を埋め尽くすように、大きな群落をなしていたが、近年、急速に減少してきた。現在では、昔日の面影はない。その主な原因は、シカの食害と言われ、野生ジカの増加とともに、減少の一途を辿っている。九州では、他の山域でもほとんど見られなくなってきており、このままでは、九州山地からの絶滅は近いのでは、と心が痛む。

 登山道では、黄色いオトギリソウの花が咲き、既に一部は、うす紅色の実をつけていた。白岩山では、シオガマギクやレイジンソウ、カラマツソウなど、色々な花が私たちを迎えてくれた。
 


向坂山々頂



キレンゲショウマ



ウバユリの実

 

イタドリ



ムシカリの実



ヒカゲミツバ

 



 

ミヤマウズラ



ツルリンドウ

 

オトギリソウ



オトギリソウの実

 





白岩山々頂



ヒカゲノカズラ

 

フウリンウメモドキの実



キクラゲ

 

キンミズヒキ


 
ゲンノショウコ
  白花


 
イケマ



ヒヨドリバナ

 


ママコナ

 

ヤマシャクヤクの実



ヤマシャクヤクの種子
実が熟して莢が割れた状態

 

イシヅチカラマツ






 
シオガマギク



ウスユキソウ
エーデルワイスの仲間 名は、葉が薄く雪を纏ったように見えることに由来



カラマツソウ

 

ホソバノ
シュロソウ


 
  レイジンソウ 
  トリカブトの仲間



クチベニタケ 



ソバナ

 









ユキザサの実