7月29日
由布市旧庄内町の久住飯田南部広域農道にある御幸トンネル東口から、山頂を往復した。この山は、いろいろな花が咲く「花の山」である。
今日のめあては、ヒオウギとフシグロセンノウとの出会いである。登山道の2/3は牧野道だ。歩き始めてまもなく、数頭の牛が道いっぱいになって、草をはんでいた。牛が驚かないように、優しく声をかけて道をあけてもらった。素直な牛の反応にほっとする。
ヒオウギはこの牧野道沿いに点々と咲いていた。今が見頃である。フシグロセンノウは山頂近くの夏草の陰で、濃い朱色の花を咲かせていた。
稜線では、ヒゴタイが星のような玉をたくさんつけ、その特徴であるコバルトブルーに色づき始めていた。見頃はもうしばらく先になりそうだ。秋の七草の一つであるオミナエシは、早くも黄色い花をつけ、凛とした立ち姿を見せていた。
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