古処山(860m)  福岡県

ルート図(クリックで拡大図へ)




7月26日

 朝倉市秋月キャンプ場から水船〜山頂〜八丁越を周回した。天気は晴れ。久しぶりの青空に、心も弾む。今日は、待ちに待った梅雨明けが発表されるであろうと思いながら、山道を歩いた。
 登山道は、梅雨の影響で浮き石が多く、注意が必要だ。沢の水量は平時の2倍程度である。ささ濁りの水が勢いよく流れていた。その流れからは、小さな水滴が霧状に巻き上がり、沢沿いの道は、ひんやりとした空気に包まれていて心地よい。

 登山道沿いには、オオキツネノカミソリの小さな群落が点在している。開花は2〜5部咲きで、標高や斜面の方向によって差はあるが、全体としては見頃になってきた。開花時期は、昨年に比べて10日ほど遅い。しかし、この晴天が続けば、開花は一気に進むとものと思われる。
 オオキツネノカミソリの花には、密を求めてたくさんのクロアゲハが飛来していた。そのオレンジ色の花の上を優雅に舞う姿を見ていると、思わず心が和む。

 山頂付近では、天然記念物であるツゲの実が、たわわに稔っていた。ツゲは今のところ、豊作の様相である。これから先、台風の被害が少ないことを願っている。

 



ニシキキンカメムシ
春に比べてずいぶん
色があせてきた

 

ツゲの実


山頂のナシの木
秋には小さいながらも
おいしいく熟れる



オオキツネノカミソリ







オオハンゲ



トンボソウ
ランの仲間


 

コナスビ



サワガニ
近年、その数が急速に減ってきた。
踏みつけないように、目配り、気配りをしながら歩きたい。




ノリウツギ



ウバユリ





ヤブミョウガ