城山(369m)〜金山北岳(317m) 福岡県



金山北岳山頂 後方は孔大寺山


 7月11日

 宗像市の福岡教育大学近くの登山口から、城山を往復した。翌12日は同じ登山口から、城山を経て金山北岳を往復した。
 城山々頂からは、玄界灘に面した海岸線が、雄大な弧を描いて広がっていた。
 登山道では、ウバユリが咲き始め、薄黄色をしたウスキキヌガサタケがその神秘的な姿を見せていた。今回のめあては、卵形をした若いタマゴタケとの出会いであったが、残念なことに、既にその時期を過ぎ、傘は開ききっていた。
 この山域では、キヌガサタケも見ることができる。このキノコの姿形は、ウスキキヌガサタケにそっくりである。異なるのは色が純白で、竹林に発生することである。竹の林床に、ひときわ目立つ純白のレースで着飾った姿は、まさに、キノコの妖精である。その白無垢の姿は、竹取物語のモチーフのひとつになったのではなかろうかと、ふと連想するほどに印象的であった。




ウスキキヌガサタケ



アンドンタケ



城山々頂から見た玄界灘



ヒメヒオウギスイセン

 


キヌガサタケ

 
土から顔を出した
キヌガサタケの幼菌
通称 たまご
 

ツユクサ

 

ヒヨドリバナ



トキワツユクサ



ヤブミョウガ



オカトラノオ



ウバユリ



オカトラノオの花で
羽を休める
ヒメウラナミジャノメ




ムラサキカタバミ



登山道から見た福智山



城山 金山北岳(福岡県) 経路概念図 1/2万5千地形図 

注:経路はGPSのデータを参考に手書きで作成
作成:2008年7月5日