霧立越(きったちこし)   宮崎県
白岩山(1,620m)〜水呑ノ頭(1,646m)〜扇山(1,661m)〜向坂山(1,684m)



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A 杉越


ブナの新緑

 5月22日
 五ヶ瀬町ハイランドスキー場近くの登山口、ゴボウ畑から杉越へ出て、杉越から扇山を往復しました。
 続いて杉越から向坂山〜スキー場〜ゴボウ畑登山口へ周回しました。歩行距離は約22km、所要時間は9:00でした。
 このルートは、五ヶ瀬町と椎葉村を結ぶ稜線を辿る古道で、昭和の初めまで盛んに利用されていたそうです。
 この古道は小さなアップダウンを繰り返しますが、傾斜は緩やかです。
 道沿いにはブナやミズナラの大木の枝が頭上を覆い、若葉の緑が滴るなかをたっぷり歩きました。
 今日は長い道のりです。中国北宋時代の山水画家、郭煕が山の四季を詠んだ山水訓に思いを巡らせながら歩きました。

 春山澹冶而如笑  (春山は淡冶にして笑うが如く)
 夏山蒼翠而如滴  (夏山は蒼翠にして滴るが如し)
 秋山明浄而如化粧 (秋山は明浄にして粧うが如く)
 冬山惨淡而如睡  (冬山は惨淡として眠るが如し)


 途中の白岩山ではヤマシャクヤクが見頃でした。道沿いでは、ギンランは蕾でしたがユキザサは見頃でした。
 南からの鳥もたくさん渡ってきており、遠くからはカッコウやホトトギスの声が響き、近くではコマドリの澄んだ声が盛んに聞こえていました。
 

B 白岩山
 
C



D
 
F 平家ブナ


G

 
H
 
ギンラン
 
ギンリョウソウ


I 扇山
 
向坂山
ヤマシャクヤク
オトコヨウゾメ
 
ツクバネソウ
 
タチツボスミレ

ツルキンバイ
 
ユキザサ


マンネングサ
 
ヒメミヤマスミレ

ヤマツツジ

ナツトウダイ

スズタケの花
 マムシグサ


 
ミツバツツジ
                向坂山↓

扇山から見た霧立越 (山の稜線)

 
シジュウカラ

バイケイソウ


シャクナゲ
 
ミヤマガマズミ
 
 
フタリシズカ
ホウチャクソウ