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A 杉越 |
ブナの新緑
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5月22日
五ヶ瀬町ハイランドスキー場近くの登山口、ゴボウ畑から杉越へ出て、杉越から扇山を往復しました。
続いて杉越から向坂山〜スキー場〜ゴボウ畑登山口へ周回しました。歩行距離は約22km、所要時間は9:00でした。
このルートは、五ヶ瀬町と椎葉村を結ぶ稜線を辿る古道で、昭和の初めまで盛んに利用されていたそうです。
この古道は小さなアップダウンを繰り返しますが、傾斜は緩やかです。
道沿いにはブナやミズナラの大木の枝が頭上を覆い、若葉の緑が滴るなかをたっぷり歩きました。
今日は長い道のりです。中国北宋時代の山水画家、郭煕が山の四季を詠んだ山水訓に思いを巡らせながら歩きました。
春山澹冶而如笑 (春山は淡冶にして笑うが如く)
夏山蒼翠而如滴 (夏山は蒼翠にして滴るが如し)
秋山明浄而如化粧 (秋山は明浄にして粧うが如く)
冬山惨淡而如睡 (冬山は惨淡として眠るが如し)
途中の白岩山ではヤマシャクヤクが見頃でした。道沿いでは、ギンランは蕾でしたがユキザサは見頃でした。
南からの鳥もたくさん渡ってきており、遠くからはカッコウやホトトギスの声が響き、近くではコマドリの澄んだ声が盛んに聞こえていました。
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