久住山系冬の装い 扇ヶ鼻(1,698m)をめざすが深い雪に阻まれピークを目前に断念


沓掛山


星生山


12月24日

 牧の戸から扇ヶ鼻をめざしました。積雪は50cm程度で深いところは1mくらいありました。前夜の雪でトレースは消えており、アイゼンでは膝まで沈む状況でした。
 幸いなことに、カンジキをつけた先行者のトレースに助けられて、扇ヶ鼻への分岐までは進むことができましたが、その後はラッセルをしながら扇ヶ鼻直前の急坂を2/3くらいまで進みました。しかし、その先は腰までもある深い雪につかまり、山頂を目前に登頂を断念して引き返しました。今回の失敗は、カンジキを携行しなかったことです。
 しかし、10時頃まではガスがかかっていましたが、その後は青空が広がり、すばらしい冬景色を楽しむことができました。

沓掛山でダイヤモンドダスト

 
 Am8:35 沓掛山を通過中、突然ガスがきれ、一瞬日が射がした逆光のなかに、きらきら輝きながら空中を漂う、無数のごく小さな光の粒を見ました。時間はわずか数秒間でした。当日はその一回だけで、その後は気温が上がったためでしょうか、再び現われることはありませんでした。
 確認したわけではありませんが、この現象は、北海道など寒冷地で見ることができる、ダイヤモンドダストであろうと思っています。
 10年くらい前までは久住山系で年に数回見ていましたが、近年は全く見ることができず、地球温暖化の影響であろうと、残念な思いがしていました。
 今年は長期予報が修正され、寒い冬になるとのことであり、また出会うことができるのでは、と期待しています。今度出あったときは、是非写真におさめたいと思ってっています。

 


扇ヶ鼻








扇ヶ鼻分岐の道標


野ウサギの足跡


雪の風紋


三俣山



涌蓋山

   

  










  
エビノシッポ

 






 
アセビのつぼみ