花いっぱい 雨飾山(1,964m) 長野県北部 (7月25日)


 最初は、新潟県糸魚川市蓮華温泉から、白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳を周回する予定でしたが、台風7号の影響もあり天気が安定しないので、日帰りが可能な雨飾山に登ることにしました。





 

 長野県小谷村雨飾高原キャンプ場から山頂を往復しました。山域はガスに覆われ、眺望はほとんどきかず、時々小雨が降るあいにくの天気でした。今年は残雪量が多く、植物の開花は1週間程度遅れているとの情報でしたが、それでもたくさんの花々にであうことができました。特にニッコウキスゲ、マルバタケフキ、ハクサンフウロ、ヒメシャジンなどが多く見られました。

 
ミヤマシャジン



ミネウスユキソウ



ミヤマトリカブト

 

ニッコウキスゲ

 
 

ツルリンドウ



ヤマハッカ

 
 

ナンブイヌナグサ

 

マルバタケフキ

 





シラネアオイの実

 
 

ママコナ


 
タテヤマアザミ

 

タカネナデシコ

 









キバナノカワラマツバ



コメツツジ



ミヤマクルマバナ



ハクサンフウロ

 
サンカヨウ



オトギリソウ



オヤマノエンドウ

 
 

エゾシオガマ

 

ゴゼンタチバナ

 

イワオウギ


 登山の途中、先行者夫婦2人が雪渓で事故に遭いました。
幸い軽傷ですみ、サポートなしでの自力下山が可能でしたが、今年は残雪量が多く、慎重の上にも慎重な判断と行動が必要のようです。
 事故が起きたのは、荒菅沢の雪渓です。幅約30mの雪渓をべにがらのマークに沿って横断中、スノーブリッジ状になっていた雪渓が、突然幅約10m長さ20mにわたって大音響とともに崩落し、上を歩いていた2人は雪とともに約2m落下しました。1人は軽い打撲でしたが、もう1人は顔面打撲と腕にかなりの皮下出血があるようでした。
 この事故は、べにがらのマーク、いわば、指導標に沿って歩いていた時に起っており、登山者が安全かどうかの疑問を抱くことや、予知は不可能に近いと思われますが、あらためて危険地帯での自己判断の重要性を考えさせられました。
 


崩落した直後のスノーブリッジ状の雪渓