砥上岳 ・とかみだけ (496.4m) 福岡県



山頂からの眺め 筑紫平野


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山頂

三等三角点 点の記によれば点名は砥上岳
埋票は明治30年(127年前)
所在地は、筑紫郡山家村字奥谷(現在は筑紫野市)


 
2024年4月14日

 砥上(とかみ)神社に隣接する駐車場から、山頂の上宮へ通じる参道を登る。道筋にはマムシグサが立ち上がり、頭上にはムベの花が満開。そして、大きな池の対岸には、フジの花も見える。
 中腹を過ぎると、南から渡ってきたオオルリやキビタキの声が響く。さらに登り、「さやん神」を過ぎるとほどなく山頂に到着。山頂は展望に優れ、緑の筑紫平野の中央には、鳥栖市や久留米市の街並みも見える。
 山頂から、周回路へ進む。ルートは心地よい照葉樹林を通り、今は若葉と古い葉が入れ替わる落葉期。登山道に積む、新しい落ち葉を踏みながら下る。木漏れ日の林床には、紫が美しいフデリンドウの花があちらこちらに見える。
 やがて、観音塚古墳に到着。一休みしてさらに下り、往路に出合って駐車場へ戻った。

 注:砥上岳の山名は日本山名事典(三省堂)によれば、砥上岳・とがみだけ(とかみだけ)と記載されている。そのことを筑前町役場に尋ねたところ、地元では砥上岳は「とかみだけ」、砥上神社は「とかみじんじゃ」、と呼んでいるそうである。



観音塚古墳

 

山頂にある砥上神社の上宮

 

さやん神



イズセンリョウ



キランソウ



ヤブツバキ


 
アリドオシのつぼみ



マムシグサ-1

 


マムシグサ-2


 
カエデ



自然林の新緑


 
ムベ



    
フデリンドウ





フジ

 

 
ノアザミ



カキドオシ



切株の上から発芽



ホウチャクソウ



マツバウンラン



クサノオウ



オニタビラコ



オドリコソウ



カワラヒワ



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