江川岳(861m) 福岡県



山頂


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宇土浦越 
江川岳は手前方向へ、
奥は馬見山へ続く縦走路



2023年10月13日

 江川岳は久しぶり。嘉麻市の宇土浦越登山口から、山頂へ向かう。豪雨による登山道の傷みを心配していたが、大きく崩れかけているのは一カ所。そこは応急措置がされていて、注意をしながら通過。やがて縦走路に出合い、北風が爽やかな尾根道を進む。途中には、色づき始めた広葉樹が点々と見える。
 照葉樹林の中に立つ山頂標識は、コケがつき始めている。江川岳の標識が立てられたのは、5年前の2018年。続いて、国土地理院の「地理院地図」に「江川岳」の名称が記載されたのは翌2019年である。
 無名峰であった現・江川岳に山名をつけるにあたって、朝倉市や嘉麻市に参考としてもらったのは、熊本県の五家荘(ごかのしょう)の事例である。
 五家荘では、地元で使われている山の呼び名を泉村(現・八代市)に認定してもらい、隣接する五木村との調整を経て、国土地理院の地図に記載していただいた。
 私たちもかかわった五家荘の積岩山や蕨野山、鷹巣山、そして今日の江川岳の名称は実に感慨深く、懐かしい思い出の山である。^^
 
ちなみに、これらの山域は「日本山岳遺産」に認定されている。認定されたのは、五家荘エリアの山々が2011年。江川岳が位置する嘉穗アルプスは2016年である。



ヒメキンミズヒキ



マツカゼソウ

 

チャ(茶)



ススキ

 


ミズヒキ

 

 
イタドリ



トキワハゼ



紅葉し始めた木

 

マムシグサの実



登山道沿いの谷筋 流水は僅か



マンリョウ


 
サワガニ



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