城山:勢福寺城跡(196.0m) 「エヒメアヤメ」の」自生地  佐賀県



山頂からの眺め

 

フジ


経路概念図 クリックで 拡大







ヤブツバキ


2023年4月4日

 神崎市城原にある城山へ登ることに。フジやカラタチの花が咲く車道を進み、種福寺のそばから山頂へ向かう。
 登山道は、照葉樹林の中を通る。照葉樹は今、芽吹きの時。新芽の成長とともに古い葉を一斉に落として、登山道の地面は見えないほどに積んでいる。
 山中に咲いていたのはヤブツバキとキイチゴ、それに、カマツカ(鎌柄)の三種。カマツカの名の由来は、木質が丈夫で(かま)() に利用していたから、との説も。
 登り着いた山頂の一角は開けていて、そこからは緑の佐賀平野が淡く見える。
 城跡の山頂で一休み。そのあと、往路を引き返す。ところが、路面を覆う照葉樹の葉を踏むとスルスルと滑って、さあ大変 立木に捕まりながら、慎重に下って出発地へ戻った。^^;;
 
 下山のあと、佐賀市にあるエヒメアヤメ(愛媛菖蒲)の自生地を訪ねてみた。訪ねるのは、十年ぶりである。
 自生地では数日前から、地元の皆さんによる「えひめあやめまつり」が開かれていて、観光客の皆さんに混じって自生地を巡る。
 その紫の花は数株がまとまって、あちらこちらにたくさん咲いている。
 地元の皆さんによれば、「花の時期は、例年に比べて数日早い」とのことであった。
 ここのエヒメアヤメは絶滅危惧種で国指定の天然記念物でもある。この貴重な植物に対して、地元の皆さんによる保護活動が末永く続けられるように願っている。

 

城山山頂



カマツカ(鎌柄)



シダ・ウラジロの新芽



木イチゴ

  

カラタチの花



オドリコソウ



春の落ち葉がたくさん積む、照葉樹林の登山道
下りは滑って、少々難儀 ^^;;



春の紅葉 
樹種は調べ中



日の隈山
登山口に近い種福寺から望む



ヒヨドリ

 
ツバメ




山のあとに立ち寄った 「エヒメアヤメ」の自生地 ( 国の天然記念物・佐賀市久保泉町)

















 

フデリンドウ



 Back