砥上岳 とがみだけ (496.4m) 福岡県



山頂からの眺め 黄色いのは、熟れ始めたムギ畑


経路概念図 クリックで 拡大






山頂の三等三角点

点の記によれば
点名は砥上岳
埋票は明治30年(125年前)

所在地は、筑紫郡山家村字奥谷
(現在は筑紫野市)

2022年5月8日

 登山口である砥上神社の先から、人工林の中を進む。途中には苔むした石畳があり、「ひづめ石」を見てさらに登る。
 「禊の原」を過ぎ、山家への分岐点のあたりから自然林になる。「かぶと岩」に立ち寄り、ひと登りすると山頂に着く。
 山頂からは霞む筑紫平野に、熟れ始めたムギ畑が黄色いモザイクのように見える。
 山頂には砥上神社の上宮があり、その横には三角点がある。
 三角点の位置は、砥上神社がある現在の筑前町と思っていた。
 ところが、下山のあとに見た点の記によれば、その所在地は、現在の筑紫野市。改めて地形図を見ると、三角点が描かれているのは筑前町と筑紫野市の界である。
 点の記も最初に作成された時は夜須村・現在の筑前町とされていて、そのすぐあとに山家村・現在の筑紫野市と、訂正された記録が残っている。
 点の記を作成した、明治30年当時の陸軍関係者も、今回と似たような思い違いがあったのであろうか ^^;;
 


山頂にある砥上神社の上宮



登山口の砥上神社



ひづめ石



さやん神
一般的には道祖神ともいわれる



山頂付近のツツジ


 
かぶと石



ムベ



マムシグサ



ギンリョウソウ



マツの幼樹



テイカカズラ



アリドオシ



カキドオシ



クサノオウ



コナスビ



若葉のさわやかな透過光



マツバウンラン



ノアザミ



ヤマアカガエル




ダイザギ



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