雲野尾峠(400.0m)~石谷山(754.1m) 佐賀県

 
経路概念図 クリックで 拡大




 

雲野尾峠山頂
左の輪の中は三等三角点

点名:雲ノ峠
埋標:明治30年10月24日
(124年前)
国土地理院のHPから

 

石谷山山頂


2021年10月14日

 石谷山は、これまでに数度も登っている。しかし、雲野尾峠は今回が初めて。
 初めてのルートは、ほどよい緊張感と新鮮味もあって心が弾む。
 正確なルート図を準備して、雲野尾峠へ向かう。
 登山道は良く保全され、要所には道標もある。
 道沿いにはヨメナが咲き、ツルアリドオシやサルトリイバラなどの赤い実も点々と見える。
 雲野尾峠は樹林の中。展望は得られないものの、三等三角点がある。
 ここは地図に、雲野尾峠と表示されている。しかし、地形としては山である。日本山名事典には、標高を記載して紹介され、地形図の等高線もピークを描いている。
 一休みして、石谷山をめざす。古い徒歩道から林道を進む。再び徒歩道に入るあたりから自然林の中を登る。徒歩道は1~2mほど窪んで続き、古の人々が歩いた歴史を物語っているようだ。
 自然林を進んでいると、アサギマダラに何度も出合い、その数は十匹を超える。今日は北の風が吹いていて、アサギマダラはその風に乗り、次々と南へ渡っているのであろう。
 やがて、地図の「往路復路分岐」に到着。出発をしてからここまでが初めてのルートであったが、順調に歩き終えてほっとする。
 そこからは、見覚えのあるルートを辿って石谷山の頂へ。ここも樹林の中。一息入れて御手洗(おちょうず)の滝へ向かう。
 細い沢を何度も渡り、自然林の中を下って御手洗の滝に到着。
 大きな滝の水は多く、滝つぼの近くでは、しぶきが滝風とともに舞ってくる。
 滝から渓流に沿って下り、キャンプ場を経て出発地に戻った。

 追記
 今回のルート沿いに、四等三角点がある。国土地理院の資料によれば、点名は「大石谷」、標高は546.2mである。
 場所は石谷山の手前で、経路概念図に記載している。
 三角点の名称ににちなんで、この三角点の位置を「大石谷山」としてはどうだろうか。
 そうすれば、同じ行程で登った山が一つ増え、登山者に喜ばれるのでは ^^
 なお、石谷山は三等三角点、点名は「石谷山」である。
 


御手洗の滝 高さは22m

 


地図の「往路復路分岐」
雲野尾峠・石谷山・御手洗の滝
方向を示す標識が立つ

 

ナギナタコウジュ




ヨメナ



ヌマダイコン
 
 
 
シュウブンソウ



キッコウハグマ



ススキ



メナモミ



色づき始めたイヌビワ



サルトリイバラの実


 
アリドオシの実


 
フユイチゴの実



ツルシキミの実



クサギの実




アサギマダラ

 

マムシグサの実
 
 
 

サワガニ


 

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