基山(404.3m) 福岡県

 

基山山頂からの眺め



基山山頂

2021年5月22日

 この山を訪ねるのは、ひと月ぶり。前回見頃であった、フジやエゴノキの花はすっかり終わっている。
 新たに咲いているのは、草花ではフナバラソウやナルコユリ。木では、カキやミヤマイボタなどの花である。
 山頂からの眺めは霞み、麦秋の筑紫平野はぼんやりと見える。
 今年は梅雨の入りが早くて雨が続き、美しい黄金色に熟れ始めていた麦の色は、くすんできたようだ。
 麦の収穫はこれから。早い梅雨入りが、麦の収量や品質に悪影響を及ぼさないように願う。
 山頂には、毎回見ている一等山角点がある。今日は、ふと気になって三角点の名称を調べてみた。
 すると、その名は「防住山」・ぼうじゅさん。国土地理院の資料によれば、三角点の所在地は、佐賀県基山町大字小倉字防住2553番地。
 この三角点が埋標されたのは、今から132年前の明治22年である。
 点名から推測すると、当時この山は地域の人々から、防住山と呼ばれていたのであろう。



山頂の一等三角点
点名は防住山:ぼうじゅさん

埋標は明治22年5月;西暦1889年
(国土地理院の資料による)


カノコソウ







 
フナバラソウ



オキナグサ



ウマノアシガタ



ノアザミ

 

ソクシンラン



スイカズラ



テイカカズラ



ハナミョウガ



ナルコユリ



ハルジョオン



ウツボグサ

 

ナワシロイチゴ

 

ドクダミ

 

カキ



ミヤマイボタ



ハマクサギ



ガクウツギ



アジサイ



イズセンリョウの実



ムベの実


 
モンシロチョウ


 
モンキチョウ



ナナホシテントウムシ

 

シジュウカラ

  

ギシギシの実を食べるカワラヒワ



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