馬見山(977.7m) 福岡県 |
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山頂からの眺め 朝倉市方面 T君撮影 |
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馬見山山頂 |
2020年4月10日 T君がこの山に登るのは、二年ぶり三回目。サケ孵化場の前にある登山口から、山頂へ向かう。 小さな流れを渡り、よく手入れされた杉の美林を登る。 風穴や寄り添い岩、ブナ尾根への分岐を過ぎて、作業道から別れる御神所岩へのルートに入る。 辺りは自然林になり、すがすがしい新緑の中を進む。T君は、次々に現れる花を撮りながら登る。時折、カンアオイの株元の落ち葉をそ~っとはずす。そして、落ち葉の下に隠れている花を見つけてはパチリ。花探しから撮影まで、慣れた手つきである。 大きな御前岩の先には、さらに大きな御神所岩がある。その左横から、T君は手足を使って3mほどの崖をよじ登る。 馬見山の山頂は三角点のあるところで、そこから少し先へ進むと、見晴らし台に着く。ここは南方向が大きく開けていて、展望のよいところである。ところが、今日は濃い春霞。遠景はぼんやりしていて、少し残念。山頂に近い小石原川ダムの建設地では、大きく削られた山肌が見える。 そのあと、すぐ横にある避難小屋、「うまみ山荘」に立ち寄ってみた。小屋が建設をされたのは二年前。小屋の中は清潔に保たれていて、利用者のマナーの良さがうかがえる。同時に、小屋の管理をされている嘉穗三山愛会の皆さんに、頭が下がる。 山頂から、宇土浦越へ下る。尾根に沿う縦走路はヤブツバキが多く、真っ赤な花をたくさんつけた木が次々に現れる。 やがて、茅城(かやんじょう)跡に到着。ここは一目でそれと分かる平らな地形で、地元の皆さんによって城跡を示す看板も立てられている。 やがて宇土浦越に着く。ここはひと月前、T君が江川岳から屏山を経て、古処山へ縦走をした時に通った峠である。当時のことを思い出しながら小休止。そのあと、宇土浦越登山口へ下って出発地に戻った。 さて、嘉穗アルプスの縦走ルートは東峰村の小石原から、馬見山、江川岳、屏山、古処山を経て、朝倉市秋月までの15kmほど。今回、T君はまだ歩いていなかった馬見山から宇土浦越までを歩いた。その結果、彼がまだ歩いていない縦走路は、小石原から馬見山までの6Kmあまりとなった。機会をみて、この間もT君と歩いてみたい。 追記 ゼンマイ加工の結果 T君が手もみや乾燥を繰り返して、食べられるようにしたゼンマイができあがった。そのゼンマイに興味津々、彼の家族と食べてみた。 結果は上々。皆さんそろって「風味があり、柔らかくておいしい」との評価 \(^^)/。 皆さんの評価に気を良くしたT君は、「また作りたい」と、意欲満々。 |
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ピンク地はT君が撮影 |
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山頂付近からの眺め 嘉麻市方向 |
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馬見山山頂の一等三角点 点名は馬見山 |
アリ地獄 登山道のそばに、幾つもの穴 |
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スズシロソウ |
ツクシタニギキョウ |
「日本山岳遺産」の標柱が 立つ、馬見山登山口 |
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シロバナネコノメ |
ヤマネコノメソウ |
小さな流を渡る |
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フウロケマン |
ジロボウエンゴサク |
風穴 |
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ヤマルリソウ |
キイチゴ |
新緑の中を進む |
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タチツボスミレ |
サクラスミレ |
岩が続く登山道 |
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セントウソウ |
ショウジョウバカマ |
寄り添い岩 |
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ホソバナコバイモ |
ハルトラノオ |
小さな滝 |
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カンアオイ |
シキミ |
緑のコケに覆われた岩 |
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ヤブツバキ |
マムシグサ |
樹氷谷 |
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イズセンリョウ |
アケビ |
急斜面の岩場を登る |
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カキドオシ |
コショウノキの実 |
落ち葉の下にく、カンアオイの花を探す |
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ヤマザクラ |
車道沿いの果樹園に咲くリンゴ |
御前岩 |
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車道沿いのナシ園 |
朝日が射す登山道 |
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車道沿いで見つけたコウノトリ |
高さ24mの巨大な御神所岩 中ほどには祠がある |
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馬見山山頂そばの見晴らし台 |
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山頂付近の自然林 |
馬見山山頂 |
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避難小屋
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馬見山から、宇土浦越へ向かう縦走路 |
周回路にある、大きな石灰岩 |
ヤブツバキの自然林を下る |
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茅城跡 |
ヤブツバキを撮る |
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芽ぶき |
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茅城跡付近から見る山桜 |
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奥の鋭峰は先日T君が登った江川岳 |
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宇土浦越し |
宇土浦越し登山口 |
鮭孵化場の看板 |
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車道沿いにある果樹園で、ナシの花を撮る 園主さんの了解ずみです |
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馬見山登山口の前にある、鮭の孵化場 |