後黒髪東峰(463m) 後黒髪西峰(465m) 蛇焼山(505m) 黒髪山(516m)  佐賀県 



黒髪山山頂からの眺め 中央左は有田ダム T君撮影

 

黒髪山山頂からの眺め 伊万里市方面 T君撮影


経路概念図 クリックで 拡大








黒髪山山頂


2020年4月7日

 九州百名山の黒髪山へ。T君にとっては初めての山である。有田町の龍門峡から、山頂へ向かう。
 登山口から続く龍門峡は、両側に見上げるほどの高い岩壁が続いていて、その間を進む。渓流は澄み、ルートの自然林には大きな古木も現れる。

 渓流沿いに登っていると、高音の透き通るような鳥の声がする。その声をT君に尋ねると、「ミソサザイ」との返事。このところ毎回のように聞く、美しい声の主を彼は覚えたようだ。

 やがて二俣に到着。ここで、右へ分岐するルートに入る。緑のコケが美しい岩の道を登り、「鬼の岩屋」を過ぎると「後の平」に着く。
 ここから後黒髪東峰、西峰の2座を往復。続いて、蛇焼山をめざす。

 自然林を吹く風は爽やかで、T君は花の写真を撮りながら順調に登る。やがて、蛇焼山に到着。ここは樹林の中で展望は得られず、一休みして、黒髪山へ向かう。

 なおも続く自然林を登ると、山頂直下の岩場に到着。山頂は、そこから見上げる大岩の上。T君は鎖を伝い、一歩一歩慎重に登って山頂に着いた。

 切立った岩峰の頂は、高度感があって見晴らしも良い。北には天山や脊振の山々、南には多良岳から雲仙の山々も見える。
 岩峰の上で雄大な風景を眺めながら、T君と祖父母の三人並んでお昼ご飯。

 そのあと、周回路の見返峠へ向かう。先ほどの鎖場を下り、その先にある高低差の大きな梯子や鎖場は避けて、迂回路を下る。
 やがて見返峠に到着。そこから龍門峡へ下って、今回の行程を終えた。

 下山時のT君の意向は、「青螺山(せいらさん)にも登ってみたい」と、登山意欲満々。青螺山は、先ほど通った見返峠の道標に記載されていた山である。
 T君の希望は、現在猛威を振っている新型コロナウイルスの状況をみて検討しよう。
 
 追記
 今日は黒髪山に自生することで知られている、カネコシダを三人で探しながら登った。しかし、見たのはよく似たウラジロばかり。
 カネコシダは、九州中部以北の数カ所の山にも自生をしているそうである。機会があるたびに、このシダに気をつけながら歩いてみたい。
 
 

ピンク地はT君が撮影

 
ムサシアブミ



マムシグサ



岩壁を流れ落ちる清水 
岩棚には、ヤブツバキも一輪



ヤマアイ



黒髪山登山口



ヤマネコノメ



サツマイナモリ



竜門峡 T君は橋の上



アオキ



ギンリョウソウ



マムシグサを撮る



龍門ダム沿いに咲くミツバツツジ



途中で出合った洞 



沢を軽々と渡る

 


ツルシキミ



タチツボスミレ



大岩がゴロゴロする中を登る


 
コスミレ



梯子を上る



下山路から見る雌岩 中腹には山桜も



大岩の急斜面を登る
 T君は中央左の緑のザック

 

苔むす大岩の間を上る

 

ヤブツバキ

 

イズセンリョウ

 

鬼の岩屋

 

フデリンドウ

 

自然林を登る

 

補助ロープが張られた岩場を登る

 

木の根が這う岩場を登る

 

まわりのの樹木の上まで伸びて咲くヤマザクラ

 

 
後の平 ここから後黒髪山を往復



後黒髪山への途中にある岩のやせ尾根
T君は中央部の日陰の中

 

 
後黒髪東峰



後黒髪西峰

 

大きな岩尾根へ登りあがる

 

蛇焼山

 

黒髪山山頂は、奥の岩の上
これから、鎖を伝って登ります


黒髪山山頂直前の鎖を登る


鎖を伝って山頂へ登る
下から祖母がサポートしながら撮影


岩の狭い間を登る
上からは、祖父がサポートしながら撮る


高い所まで登りました

 
山頂はもうすぐ

 
岩場は基本通りに、手袋を外しています
 
そして、大岩の山頂へ

 

竜門峡の渓流

 
 

黒髪山山頂で遠景を撮る



下山してきた竜門峡

 


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