釈迦岳(約1040m)~ 犬ヶ岳(1130.9m) 大分県



釈迦岳からの眺め 豊前市方面 奥は周防灘 撮影はT君


経路概念図 クリックで 拡大







犬ヶ岳の山頂


2020年4月2日

 T君はこの春から中学生。そこで、入学を記念して九州百名山の犬ヶ岳へ。
 この山はT君が以前から希望していたもので、彼にとっては願いが叶った嬉しい登山である。

 登山口は中津市の相ノ原。車は他車の通行や離合に支障のないよう、路肩の広いスペースに置いて車道を進む。ほどなく、登山口の林道の分岐に到着。そこから、舗装された林道を登る。
。水がしみ出している穴からはカエルの声がして、沢沿いの斜面からはミソサザイの美しいさえずりが続く。
 林道は倒木や壊れたところもあって、T君は慎重に進む。林道は三カ所で分岐。いずれの分岐にも道標がある。

 やがて、林道から別れる徒歩道の分岐点に到着。ここにも道標がある。その分岐から、踏み跡が薄めの徒歩道を辿る。ここを通る人は少ないようで、落ち葉が積む登山道を目印を確認しながら進む。
 T君は、道沿いに咲く花を撮りながら登って笈吊(おいづる)峠に到着。ここは十字路で、直進は豊前市へ。左右は九州自然歩道に重なる縦走路。

 一休みして縦走路を左にとり、犬ヶ岳へ向かう。すぐ先は難所の笈吊岩。その岩は、高低差が大きい鎖場。ここは無理をせずに、北側を通る安全な迂回路登る。
 T君は補助ロープがある崖も自力で越えて、釈迦岳に到着。ここに山頂標識はないが、枝越しに豊前市の街並や周防灘が淡く見える。
 シャクナゲのトンネルが続く縦走路をさらに進むと、鎖のある岩場に着く。T君は岩場の手がかりや足がかりを見極め、緊張を強いられながらも自力で通過。

 犬ヶ岳の山頂は、ブナやミズナラなどの自然林の中。樹木の間からは、耶馬溪方面の山々が幾重にも見える。
 ここでお昼ご飯。T君と祖父母の三人並んでいただくおにぎりは、至福の味がする。
 山頂から往路を引き返す。下りでは、先ほど登った鎖のある岩場が最大の難所。T君は下りる姿勢では見にくい足がかりを慎重に確認しながら、無事に下りきった。

 追記 
 豊前市のサイトにある「登山コース案内図」には、釈迦岳が記載されている。
 その案内図にあわせて、釈迦岳の山頂に山名を表示していただくと良いのでは、と思っている。
 参考までに、釈迦岳山頂の位置には下の写真、九州自然歩道の標識が立てられている。      
 

      

ピンク地はT君が撮影


犬ヶ岳山頂
の三等三角点
点名は犬ヶ岳



シキミ



ヤブツバキ



クロモジ



キブシ



キイゴ



渓流沿いの林道を登り始める



エイザンスミレ



タチツボスミレ



落ち葉が積む、林道を進む



サツマイナモリ



フウロケマン



林道の倒木を越える
 

スズシロソウ



ヤマエンゴサク

 


林道の中央は、川のような流れ

 
 

コガネネコノメソウ

 

トリカブトの幼葉

 

橋が壊れて、水が流れる林道



ヤマルリソウ



白色ヤマルリソウ



笈吊峠の手前にある、徒歩道の分岐



ナツトウダイ



ヒトリシズカ



苔むした細流を渡りながら登る

 

カキドオシ

 

ホコリタケ

 

急坂を登る

 

テングチョウ



ほとばしる渓流

 
 

どっこいしょ、何度も倒木を越える



若いトリガブトの群落を撮る



美しいコケの岩



笈吊峠から、自然林の巻き道を進む


釈迦岳手前の崖を通過

補助ロープを利用して登る

慎重に

ちょっと怖いけど、勇気を出して・・・

無事に通過 ^^

 

両側にシャクナゲが続く縦走路を登る

 

シャクナゲのトンネル


 
釈迦岳山頂



釈迦岳山頂付近


 
シャクナゲのつぼみ 
今年のつぼみは少なめかな?

 

犬ヶ岳山頂直下の鎖場

地図を見ると、山頂はもうすぐ

いざ、山頂へ

ところが、すぐに鎖場

足場を探しながら

岩の手がかり、足がかりを探して・・・
鎖は補助です

三点支持で慎重に

もう少し・・・

緊張した岩場も自力で通過(^^)/~

 

ヤッター \(^O^)/
犬ヶ岳山頂

 
帰り道、 今日最も緊張した、
下りの鎖場を通過して、ほっと一息
あ~怖かった
その気持ち、よ~く分かりますょ~^^

 
しばらく進むと、余裕の笑顔に 
手前は苔むした大きな倒木



車道から見るヤマザクラ



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