古処山(859.5m)~屏山(926.6m) 福岡県



霧に霞む古処山の9合目付近 幻想的な苔むす石灰岩


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水船


 
古処山山頂

  
2020年1月3日

 往路は、秋月登山口から古処山を経て屏山へ。帰りは、紅葉谷から秋月へ下山した。
 登山口へ行く途中に古処山を見上げると、山頂付近は雲の中。
 登るにつれてだんだんと霧が濃くなり、苔むした石灰岩は淡く霞んで幻想的。このような光景もまた、この山の魅力の一つであろうか。
 そのような中、道沿いには香りの良いコショウノキや真っ赤なヤブツバキの花が時折現れ、ほっとする。
 たどり着いた二つの頂は、いづれも濃い霧の中であった。

追記
 古処山には、オオキツネノカミソリの群落が幾つかある。しかし、昨年はその花がほとんど見られなかった。
 2週間ほど前に行われた、嘉穗アルプス登山ガイド研修会の折に、そのことが話題に上った。
 講師や参加者によれば、「原因はシカの食害」とのこと。
 オオキツネノカミソリには毒があり、これまでシカが食べることはなかった。ところが、シカが殖えすぎて餌不足になり、食べ始めたそうである。
 同じ現象は英彦山地域でも見られ、被害地域は広がりつつあるとのこと。深刻な状況である。
 例年、2月になればオオキツネノカミソリの葉が伸び始める。さて、今年はどうであろうか。注意をしながら、観察を続けたい。



屏山山頂


 
屏山山頂付近 霧に霞む登山道



コショウノキ
 


ヤブツバキ



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