馬見山(977.7m) 福岡県



山頂からの眺め 中央の左奥は金峰山 T君撮影 


経路概念図 クリックで 拡大







馬見山山頂


2018年5月20日

 馬見山の山頂に、避難小屋が新設された。今日はその落成式。
 地元の皆さんから落成式の案内を受け、T君と祖父母の三人で参加することに。
 また、今日はT君にとって、「登った山・延べ300座達成」の記念登山でもある。

 登山口に早く着き、T君と祖母の「やませみ」は一足先に出発。少し遅れて、祖父の「かわせみ」は参加者20名ほどの皆さんとともに山頂へ向かう。
 T君は花や虫の写真を撮りながら、順調に登る。途中の御神所岩は、高さ24mの巨大な岩。その岩を眺めながら、ひと休み。

 山頂に近づいたところで振り返えると、田んぼや家並みなど、嘉麻市の風景が良く見える。
 三角点がある山頂に着いてほどなく、遅れて出発した多数の皆さんが到着。
 T君は山頂で、登頂300座達成の横幕を掲げて、記念撮影。彼は皆さんから、ねぎらいや励ましの言葉をいただいた。

 山頂から東へ50mほど進むと、見晴台に着く。ここは南方向が大きく開けて、見晴らしの良いところ。
 今日は大気が澄んで遠望が利き、西には雲仙の平成新山、南方向には阿蘇山やくじゅう連山、さらに東へ目を移すと、由布岳も見える。

 大展望を楽しんだあと、避難小屋の落成式に参列。避難小屋は見晴台標識の北側・すぐ後ろの樹林に建設されている。
 神事に続いて、避難小屋の名称が書かれた額の除幕式。

 T君は、除幕のヒモを引く大役を依頼されて少し緊張ぎみ。彼は緊張しながらも、カウントダウンの声に合わせ、一気にヒモを引いて見事に大役を果たした。
 除幕で現れた額には、「避難小屋 うまみ」の文字が鮮やかに揮毫されている。

 馬見山の避難小屋は、嘉穗アルプスの「日本山岳遺産」認定を受けて、建設されたものである。
 避難小屋建設の計画は、昨年度中に完成の予定であった。しかし、昨年夏の九州北部豪雨で、資材を運ぶ林道が崩壊。
 避難小屋の建設を行う嘉穗三山愛会の皆さんは、林道の応急的な復旧も自ら行って資材を運び、ようやく本日の落成を迎えることができた。
 
 床の広さは12畳。高床式のログハウスで、窓もある。頑丈で快適な建物は、プロの建築業者による施工と見まがうほど。立派なでき映えである。
 新設された避難小屋の共用開始は、本日から。

 避難小屋は九州自然歩道にも接していて、登山者の緊急時には、この施設が大いに役立つことと、期待をされている。

 


ピンク地はT君が撮影


樹氷谷の新緑と渓流

 

樹氷谷の新緑



一等三角点がある、馬見山の山頂


 


ガクウツギ



ミズタビラコ



「日本山岳遺産」の標柱が
立つ、馬見山登山口



サワギク



カンアオイ



途中の小さな渓流を渡る



フタリシズカ



ギンリョウソウ



ミズタビラコを撮る



マムシグサ



ヒメウラシマソウ


 
T君の帽子にとまったイトトンボ

 

コショウノキの実


 
ウラギンヒョウモン



風穴
携行した地図で現在位置を確認

 
 

山頂付近からの眺め 嘉麻市方向

 


寄り添い岩



カンアオイの観察

 

樹氷谷の新緑と渓流を撮る



樹氷谷の新緑



高さ24mの巨大な御神所岩
中ほどには祠がある



御神所岩の上 少し先まで進んでみる



見晴台で、得意のパノラマ撮影



自然林のブナ尾根を下る



山頂へ向かう参加者の皆さん

 

今日いただいた、記念のキーホルダー



避難小屋落成の神事



左の二人は、除幕式のヒモを引くT君と「やませみ」

 

玉串奉奠をする「かわせみ」
続いて、お祝いのスピーチも


 
床面積12畳の立派な避難小屋


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