嘉穗アルプス・無名峰(約860m) 福岡県 |
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① 登山口へ向かう早朝、朝倉市の小石原川から見る嘉穗アルプス 左から古処山、屏山、無名峰、馬見山 |
2017年12月3日 嘉穗アルプスには四つの峰があり①、T君がこれまでに登ったのは、そのうち古処山、屏山、馬見山の三つ。 そこで今日は、嘉穗アルプスの全座登頂をめざし、祖父と二人で無名峰へ登ることに。 嘉麻市の宇土浦越し登山口④から、真新しい道標が立つルートを登る。途中には、先の北部九州豪雨で傷み、石ころを敷き詰めたようなところも⑦。 嘉穗アルプス縦走路の宇土浦越し⑨⑩では、朝倉市と嘉麻市の境にストックを立てて、ここが境界であることを体感。 宇土浦越しから、縦走路の尾根を登る。尾根筋は自然林⑪で吹く風は冷たいものの、登る体にはほどよい気温である。 無名峰の山頂は樹林の中②。山頂にあるのは、③の標識だけである。ここが山頂であることを、GPSと地形図で確認。山頂でおやつタイムのあと、陽気な彼は、♪秋のゆ~う~ひ~に・・・。続いて、♪♪人生楽ありゃ苦もあるさ~・・・などの歌を次々に口ずさみながら、元気に往路を引き返した。 T君は今日の登山で、嘉穗アルプスの四峰全てに登った。現在小学四年生の彼との次の目標は、嘉穗アルプスの縦走である。T君が中学生になる頃、朝倉郡東峰村から朝倉市の秋月まで、17kmほどを歩き通してみたい。 今回歩いたルートは一部にやや荒れたところはあるが、全体的には良く保全されている。また、要所には真新しい道標も設置されていて、分かりやすい状況であった。 今回登った無名峰は名前がつけられることになり、この11月末まで、嘉麻市と朝倉市によって広く山名の募集が行われた。 山名の応募は1000件を越え、遠くは北海道からもあっているそうである。 山名が決まれば、国土地理院の地形図にその山名が記載される見通しであり、楽しみにしている。 下山のあと、すぐ近くにあるサケの孵化場⑫を訪ねてみた。孵化はまだ始まっていないようであり、孵化の開始時期を「遠賀川源流サケの会」 に聞いてみた。 今年も12月13日、嘉麻市にある鮭神社での献鮭祭に続き、当日から孵化作業を開始するそうで、見学もできるとのこと。 また、毎年3月頃には遠賀川流域の幾つもの小学校で、環境教育の一環としてサケの放流行事が行われている。 サケの放流は長年続けられており、今年もつい先日、遠賀川の河口近くで帰ってきたサケが確認されている。 |
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路概念図 クリックで 拡大 |
② 無名峰の山頂 |
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③ 無名峰の山頂に立つ道標 現在、山名標識はない |
④ 市道沿いにある宇土浦越し登山口 気温は2℃、真冬の服装で出発 |
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⑤ 石組が残る登山道 |
⑥ 石の橋を渡る |
⑦ 先の北部九州豪雨でやや荒れた登山道を進む |
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⑧ 前方から朝日が射す木段を登る |
⑪ 宇土浦越しから、自然林の尾根を登る |
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⑨ 宇土浦越し ・ 無名峰の位置を確認 |
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⑩ 宇土浦越し ・ 嘉麻市と朝倉市の境界を体感 境界線はストックの位置 |
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⑫ 下山後に訪ねたサケの孵化場・馬見山登山口の前 |
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