酒呑童子山(1180.7m)~小鈴山(1142m)  (大分県)



酒呑童子山山頂からの眺め


経路概念図 クリックで 拡大







酒呑童子山山頂付近からの眺め



、酒呑童子山の山頂
北風が強くて、お~寒



小鈴山の山頂



2017年11月23日

 T君にとっては、初めての山へ。林道沿いの登山口から、人工林の中を登って尾根に出る。
 この日は北風が強く、尾根に続く冬枯れの樹林はゴ~ッ、ゴ~ッと風の音がする。
 尾根道は良く保全されていて快調進み、山頂直下にある50mほどの岩場に到着。鎖のある岩場は垂直に近い所もあり、T君は手袋を外し慎重に登って山頂へ。
 山頂は見晴らしが良く、彼がこれまでに登った渡神岳や釈迦岳が近くに見える。そして遠くには、かすかにくじゅう連山の山影も。
 往路を引き返して岩場を下ったところで、T君は手袋を夏用から冬用に替える。
 往路で通った鞍部から、反対方向に登り返して小鈴山の山頂へ。山頂は自然樹に囲まれており、ひと息入れてカシノキヅル越しへ下る。カシノキヅル越しは酒呑童子山の登山口でもあり、十数台ほどの駐車場がある。そこから、林道を歩いて出発地に戻った。

 T君は今日、初めて本格的な登山靴を履いて山に登った。歩き始めは重い、重いと言っていたが、すぐに慣れて順調に歩き通した。
 彼は十日ほど前に同じ登山靴を履き、町中を一万歩ほど歩いてこの日に備えており、その効果があったようだ。

 今日のルートは良く保全され、要所には道標もあって分かり安い状況であった。
 気がかりなのは、尾根沿いのスズタケのほとんどが枯れていることである。ここも九州の脊梁と同様に、シカによる食害で枯れているのであろうか。広範囲のササヤブの消滅は、生態系への影響や山崩れも懸念される。
 
 下山のあと、帰り道に近い鯛生金山を訪ねて、金採掘の歴史を学びました。



酒呑童子山登山口

 


登山口から山腹を登る

 

スズタケの尾根道




良く保全された尾根道を会長に進む



倒木を越える



どっこらしょっと



気温は3℃、風は4~5m/秒で、
体感温度はマイナス域
手袋を外して岩場を登り、
手がかじまみました
冷たくなった手をお爺ちゃんに温めてもらう



山頂直下の岩場



垂直に近い岩場を慎重に登る



厳しい段差もなんのその



小鈴山・酒呑童子山分岐
往路はここから、酒呑童子山へ



下山口の
カシノキヅル越し・酒呑童子山登山口



帰り道・林道を下る



ツルリンドウの実



ツルシキミの実



ムラサキシキブの実


帰りに訪れた鯛生金山
 


金山の坑道入り口



金鉱石を積出しんだトロッコ



昭和時代の削岩



明治時代の削岩



木で補強された坑道



光の道になった坑道



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