叶岳 かのうだけ (341m)~高地山 たかちやま (419.4m)~高祖山 たかすやま (416m)~鐘撞山 かねつきやま (314.3m) 福岡県



叶岳の中腹にある展望所からの眺め  福岡市西区の市街地から糸島方面


経路概念図 クリックで 拡大







登山口である叶嶽神社の参道
防寒スタイルで出発


2016年12月18日

 T君と二日連続の山登り。彼にとっては、初めての山々である。
 叶嶽神社の駐車場から、参道に重なる登山道を辿り、叶岳へ向かう。途中にある、叶嶽神社の下宮に立ち寄って参拝。
 さらに登ると、東屋がある展望所に着く。ここは見晴らしが良く、麓の市街地の先には青い海原や糸島市方面の山々も見える素晴らしい風景である。

 気温が上がり、軽く汗ばんだところで衣服調整。T君は、防寒帽や冬用の手袋を夏用の物に替えて順調に登る。
 山頂の叶嶽神社のすぐ下にも展望所があり、ここからは福岡タワーやヤフオクドームなどが見える。
 叶嶽神社に参拝して、その後ろにある山頂標識のところでおやつタイム。

 一旦下って登り返すと高地山に着く。再び下り、良く保全された登山道を進む。高祖山に近づいたところには大きな洞窟が二つあり、入り口に近づいて大きな声を発すると、こだまが返ってくる。
 さらに進んで左後ろ方向へ登ると、高祖山の山頂に到着。

 高祖山は城址で、今は平な台地に立つ大木が歴史を伝えているように見える。高祖山の山頂は「上ノ城址」。少し先にある「下ノ城址」にも立ち寄って、四つ目の山、鐘撞山を目指す。

 しばらく進んだところに「第一望楼跡」の標識に出会った。そこから標識に沿い、本ルートを迂回する踏み跡を辿る。小さな高みを越えた先のピークが「第一望楼跡」。そこには幾つもの礎石があって、その歴史を物語っている。

 「第一望楼跡」で休憩中のご夫妻から、「蛤岳でお会いしました」と声をかけていただいた。ご夫妻はHPのT君に関心よせてあるそうで、「いつも見ていますよ」と嬉しい言葉。そして、はにかむT君を励ましながら、握手までして下さった。
 蛤岳では、ご夫妻から山に咲く花のことを詳しくお教えいただき、そのお礼を述べて鐘撞山へ向かう。

 本ルートに出て、ほどなく鐘撞山に到着。ここも見晴らしが良く、糸島富士と呼ばれる可也山が美しい富士山の形に見える。
 視線を移すと福岡の市街地や博多湾に浮かぶたくさんのヨットも見える。
 鐘撞山の山頂にはテーブルとベンチがあり、目の前に広がる素晴らしい風景を眺めながら、T君お楽しみのお昼ご飯。
 そのあと、上ノ原集落へ下ってこの日の山行を終えた。

 今回の周回ルートは良く保全され、道標もあって分かり安い。
 四座それぞれの標高は低いが、ルートの累積標高差は800mを越える。この大きな標高差は、小学3年生のT君には少し無理があるのではなかろうかと思っていたが、その気遣いは不要であった。
 彼は疲れた様子を全く見せず、軽い足取りで10kmほどの山道を歩き通した。頼もしい山boyである。 



叶岳山頂



高地山山頂



高祖山山頂



鐘撞山山頂


T 君 撮 影 ・ ピンク地


自然石の大きなお地蔵様



博多湾に浮かぶ貨物船



中腹にある叶嶽神社の下宮に参拝
横にある赤い鳥居は、稲荷大明神




叶嶽神社の下にある展望所からの眺め 福岡タワーとヤフオク!ドームがよく見える



急坂を軽快に登る




高祖山からの眺め
中央は秀麗な形の可也山(糸島富士)




フクロウがいそうな大木の洞



水平道を進む



鐘撞山山頂からの眺め



鐘撞山からの眺め 博多湾に浮かぶヨット


叶岳山頂にある叶嶽神社に参拝


イネの二番穂



咲き始めたスイセン



叶岳から次の高地山へ快調に進む



高祖山の山頂近くにある洞窟
大きな声を発すると、こだまが返ってくる



高祖山への道標



高祖山山頂の説明板を読む
新しいザックが似合う山
boy



高祖山の大木に触れてみる



ルート沿いの巨木と記念写真



倒れた大木に乗ってみる



高祖山の先にある下ノ城跡



高祖山周辺の地図を見て、
現在位置と次の鐘撞山方向を確認



馬に似た岩を見つけて、またがってみる



第一望楼跡



下山してきた所にある地図で
今回のルートを再確認



ヤブコウジ


 
シマカンギク



鐘撞山からの眺め 中央はT君が以前に登った可也山 (糸島富士)

  

 
サツマイナモリ


 
メジロ



ジョウビタキ

 
 
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