嘉 穗 ア ル プ ス
馬見山(977.7m)~屏山 へいざん(926.5m)~古処山(859.5m) 福岡県



馬見山山頂からの眺め


経路概念図 クリックで 拡大







馬見山の樹氷谷と渓流

 

馬見山山頂



無名峰山頂


屏山山頂


2016年10月24日


 嘉穗アルプスが今年10月、日本山岳遺産に認定された。
 そこで、日本山岳遺産に認定されたばかりの嘉穗アルプス・馬見山から屏山を経て、古処山へ歩いてみた。
 途中には苔むした花崗岩の風穴、少し先には、幾つもの大岩が重なるように並ぶ寄り添い岩がある。
 その先にある樹氷谷は、緑が美しく渓流もあって素晴らしい自然林である。ここの自然林は少し色づき始めていて、鮮やかな紅葉の頃にまた訪ねてみたいと思う。
 馬見神社の上宮といわれる御神岩は巨大で、その中ほどには祠がある。
 馬見山の山頂は、南方向が大きく開けて見晴らしが良く、幾重にも重なる山々や耳納連山が見える。
 馬見山から縦走を進み、宇土浦越しを経て屏山へ。屏山の山頂は、北方向が開けて見晴らしが良く、イネの収穫が終わった筑豊盆地の先にはを福智山が見える。さらに進み、縦走路に石灰岩が現れる辺りから、ツゲの古木が続く。国の特別天然記念物に指定されているツゲは、千年を越えるののもあるといわれている。ツゲの幹にはコケが宿り、風雪を耐えて生き続ける凄まじい生命力を伝えているように見える。
 古処山々頂の国見岩も展望に優れ、三郡山から脊振山方面がよく見える。
 古処山から秋月方向へ下り、野鳥バス停からバスに乗ってこの日の山行を終えた。

 嘉穗アルプス全体としては緑が薄くなり、紅葉の季節に移りつつある。ところが、縦走路では一部に落葉も始まっていた。



古処山山頂



馬見山登山口



高さ24mの巨大な御神所岩



風穴



寄添い岩

 

 
馬見山樹氷谷の紅葉

 


宇土浦越



馬見山山頂付近の紅葉



馬見山山頂付近の落葉



ブナの紅葉



マツカゼソウ



ジンジソウ



キッコウハグマ



アケボノソウ



ヤマハッカ



稜線の石灰岩



サワガニ



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