古処山(859.5m) 福岡県



山頂からの眺め 中央奥は脊振山系 右奥は三郡山


経路概念図 クリックで 拡大







山頂


2016年8月7日

 嘉麻市の地域興しグループ、「嘉穗三山愛会」が企画された古処山探検隊にT君と参加。
 集合場所は嘉麻市の遊人の杜キャンプ場で、参加者は総勢30名である。
 参加者全員で登山の注意を聞き、準備体操をして出発。
 キャンプ場の先から急坂の尾根に取り着き、心地良い自然林の中を登る。
 しばらく登ると、トトロの森を連想させる緑鮮やかな苔に包まれた、美しい石灰岩帯に着く。
 付近にはオオキツネノカミソリの群落があり、皆さんと鑑賞。残念ながら、花は盛りを過ぎて終りに近い。
 道沿いにはギンバイソウやアキノタムラソウも咲き、やがて古処山と屏山の鞍部に出る。そこから、尾根を越えて朝倉市側のツゲ林の中を進む。ツゲ林に棲むニシキキンカメムシを探しながら登るが、見当たらずに山頂へ到着。
 山頂でお昼ご飯。休憩をしていると、ベテランさんが「ニシキキンカメムシがいましたよ~」との呼びかけ。
 T君は声がした所へ行って、早速撮影。カメムシは丸い形をした幼虫である。皆さんで鑑賞をした後、自然へ帰して下山にかかる。
 馬攻めの先で、再びオオキツネノカミソリを鑑賞。
 空には雨雲が現れて雷の音が近づく中、縦走路から別れる登山道に入る。すぐ先で登山道と別れて、歩きやすい作業道を下る。雷の音は次第に遠くなり、幸いにも雨にあうことなくキャンプ場へ戻った。
 今回は「嘉穗三山愛会」とのご縁で、初めて参加した。「古処山探検」の行事は、毎年8月の第一日曜に行われているそうである。しかし、オオキツネノカミソリの開花に合わせるに、はもう一週間ほど早めた開催が望まれる。

  
T 君 撮 影 ・ ピンク地


珍しいニシキキンカメムシの幼虫



ギンバイソウ



オオキツネノカミソリ



ツチアケビ




出発前のミーティング



急坂を登ったところで一休み



苔に覆われた石灰岩の美しい森



朝倉市側のツゲ林を進む


 
参加した若い探検隊員たち(8月下旬に事務局から提供)

 

心地良い自然林を進む



 
ツゲの中にいるニシキキンカメムシ
を探しながら進む




T君の肩に止まったアキアカネ




オオキツネノカミソリ 




 




アキノタムラソウ



カラマツソウ



オトギリソウ



マツカゼソウ



オオハンゲ



大きなカエルをのみ込むヤマカガシ



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